ドイツのクラシック音楽界でもっとも権威のある賞のひとつ、オーパス・クラシック賞で優秀若手アーティスト賞と優秀ライブ・パフォーマンス賞(ソリスト部門)の2部門を受賞したピアニストの
角野隼斗が、フィギュアスケーター鍵山優真の2025-2026シーズンのエキジビションプログラム曲を作曲したことがあきらかになりました。
このコラボレーションは、鍵山選手が作曲を依頼し、角野がそれを快諾したことで実現したもの。角野は、鍵山選手が練習するスケートリンクに足を運び、そこから得たインスピレーションをもとに楽曲を作曲しました。2026年2月のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪でメダル獲得を目指す鍵山選手は、国際大会のエキシビションでこの楽曲のスケーティングを披露することとなっており、プログラムの振付は、世界選手権での優勝経験もある、カロリーナ・コストナーが手がけます。
[コメント]初めての打ち合わせで、カロリーナさんが「鍵山選手の強みは、3つの“速さ“を兼ね備えていることだ」とおっしゃっていたのが、とても印象的でした。持続する高速スピード、鋭い加速力、そして足元の素早い動き。初めて彼の練習を生で拝見した瞬間、その言葉の意味を深く実感すると同時に、不思議と音楽のイメージが自然と湧き上がってきました。このたび、鍵山選手のために曲を書かせていただき、大変光栄に思っています。この音楽の上で、彼がどのようなスケートを見せてくれるのか、僕自身も今からとても楽しみにしています。
――角野隼斗このたび、角野隼斗(かてぃん)さんとエキシビションでコラボレーションナンバーを制作させていただくことになり、どのような素晴らしい作品が生まれるのか、今からとてもワクワクしています。
1からオリジナルで楽曲を作っていただくのは初めての経験で、自分だけの、唯一無二のプログラムを創りあげていけることを楽しみにしております。同時に、自分が表現したい世界観をしっかりとお届けできるよう、精一杯努めてまいります。
――鍵山優真Photo by シャッターズ