“小説を音楽にするユニット”
YOASOBIの自身初となる国内ホール・ツアー〈YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA〉が、7月13日(日)熊本公演を皮切りに開幕。本ツアーは、今年7月から11月にかけて全国14ヵ所・40公演を駆け巡るホール・ツアーとなります。
今回の国内ホール・ツアーは、YOASOBIにとって過去最多の公演数。キャラバンのように日本全国を巡りながら、各地に“ワンダーランド”のようなワクワクを届けていくという思いが、「WANDARA」(読み: ワンダラ)というツアー・タイトルに込められています。
そして、YOASOBIがこれまでワンマン公演を行ったことのない地域でのライヴも含まれる待望のツアーとなり、初日・熊本公演では新曲「Watch me!」や、プレイステーション®とのコラボプロジェクトで話題となった「PLAYERS」などを歌唱。さらに、スペシャルゲストとして熊本県PRマスコットキャラクター“くまモン”がサプライズ出演し、「ツバメ」にて共演を行ないました。
そして、ホール・ツアーに併せて、一部公演地の会場周辺では、ライヴチケットを持っていない方でも参加できる催しとして「YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA〜WANPAKU MATSURI〜」を実施。熊本県・くまもと街なか広場(花畑広場)にて、その第1弾が開催されました。ご当地グルメやYOASOBIオリジナルのプリントシール、ビッグガチャの実施、さらに熊本公演初日と最終日にはパブリックビューイングの実施も行うなど、会場外でも楽しめるお祭り企画となっています。
[ライヴ・レポート] 2025年7月13日(日)、YOASOBI初のホールツアー「YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA」が、熊本・熊本城ホールにて初日公演を迎えた。本ツアーは、全国14カ所・全40公演で約7万人を動員予定。YOASOBIにとって初めて訪れる地域も多く、全国を巡るまさに“冒険の旅”となる。ツアータイトルの「WANDARA」には、仲間とともにキャラバンのように旅をしながら、“ワンダーランド”のようなワクワクを届けていくという想いが込められている。
その想いのとおり、会場に足を運ぶことができない人々にも楽しんでもらえるよう、一部の公演地では地元の飲食店などを巻き込んだお祭り企画「YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA 〜WANPAKU MATSURI〜」も同時開催。地域とのつながりを大切にした、YOASOBIらしい取り組みとなっている。
時刻は18時。RPGの世界を思わせるオープニングSEが鳴り響き、赤・青・緑の照明が駆け巡ると、会場のボルテージは一気に上昇。レーザーが激しく交錯する中、バンドメンバーが次々と登場。そしてコンポーザーのAyaseに続いて、ボーカルのikuraが姿を見せると、観客からは大きな歓声が湧き起こった。
冒頭から疾走感あふれるナンバーが立て続けに披露される。曲間でのikuraの煽りに呼応するように、会場の熱気はさらにヒートアップ。ライブは中盤へと突入していく。
ホール規模だからこそ実現できる、距離の近さを活かした演出も加わり、“観客とともに作り上げるライブ”は一層の一体感を生み出していく。おなじみの楽曲も、ライブならではのアレンジで披露され、終盤に差しかかると、思わぬサプライズが待っていた。
熊本公演限定のスペシャルゲストとして登場したのは、熊本県のPRマスコットキャラクター・くまモン。ikuraとのユニークなやりとりに観客が湧く中、「ツバメ」をともにパフォーマンス。キレのあるダンスで会場をさらに盛り上げた。
熊本初上陸とは思えないほど、温かく、エネルギーに満ちた空間となった「YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA」初日公演。
この先続いていく各地の公演にも、大きな期待が高まる。
Photo by Risa Nishimura