秩父を拠点に活動するギタリスト
笹久保伸が、通算44枚目のアルバム『Echo Botanico』を11月2日(日)に発表します。また、昨年12月にデュオ・アルバム『
アルモニコス』を発表したブラジル・リオデジャネイロ出身のギタリスト、
ファビアーノ・ド・ナシメントとの公演が10月31日(金)に東京・南青山 BAROOMで開催されます。
ニュー・アルバムのタイトル『Echo Botanico』は「植物的響き」という意味。2010年代以降、笹久保は秩父で民俗・文化人類学的な調査を独自に行ない、秩父の環境問題などにフォーカスしながら音楽を作り続けてきました。その過程で芸術や表現といったものに根本的な疑問を抱くようになり、表現を捨て記録者というスタンスから制作を続けています。今作には、秩父の山や、秩父札所の奥の院や、不思議な湧水が出る川に籠って弾き続ける中でインスパイアされ生まれた音楽を収録。自然・景色・光・鳥や虫や土や植物への同期や俯瞰を繰り返し、秩父巡礼的な、あるいは秩父幻想音楽となっています。
また、笹久保はこの新作の発売を記念して、10月19日(日)埼玉・秩父 秩父札所32番・法性寺・観音堂にて特別奉納演奏を行なうほか、アルバム発売直後の11月4日(火)には東京・代官山 晴れたら空に豆まいてでライヴを開催。11月8日(土)には、埼玉・秩父 Esquinaで「新作レコード・リスニングパーティー」を予定しています。「新作レコード・リスニングパーティー」では選曲を原雅明、TETONE、メガネとネイビーと白、Chihiroが担当します。