約8年ぶりの本格的な再始動を先月発表した
モノブライトが、再始動後第3弾となる配信シングル「この道の続きで」のミュージック・ビデオを公開。
ヴォーカル・
桃野陽介が「この道の続きで」の歌詞を記したボードを手にし、秋一色に染まった山々が織りなす風景をバックに、ヒッチハイクを行うロードムービー風の仕上がりとなっています。
ジム・ジャームッシュの映画に登場するような、80’sの匂いが漂う衣服を身に纏い、ギターのハードケースを携えた桃野。ザ・ビートルのヒッチハイクに成功し、映像中の時間帯も刻一刻と変化していきます。空が赤に染まりゆく頃、降車する桃野。秋に一層深く感じられる郷愁を一身に背負い、辿り着いたのは湖畔。
「この道の続きで」はヴォーカル・桃野が家族や恋人、友達と歩く帰り道の何気ない会話、彼らと共に過ごした時間に思いを馳せて制作したことが明かされています。そんな愛おしい時間を思い返すかのように、マーティン社製のギターを湖畔で掻き鳴らす桃野の瞳が映し出すのは、音楽に生きる者にのみ見える道でしょうか。彼はその世界の旅人かもしれません。
ヒッチハイクをモチーフに、誰しもが歩む道を歌詞になぞらえ、耽美的な映像で表現された本作。様々な生物がその生命を枯らし、孤独が徐々に深まっていくこの季節に、あなたの心の止まり木となり得るMVが公開されました。