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寺山修司の右腕ことJ・A・シーザー、幻の音源が紙ジャケ再発!

2006/11/24掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
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 故寺山修司が主宰した演劇集団、天井桟敷の全音楽および演出を担当し、90年代末にはアニメ『少女革命ウテナ』の音楽を突如担当、アニメ・ファンのド肝を抜き、アングラ・ファンには“ご詠歌ロック鳴りやまず!”と衝撃を与えた名合唱曲「絶対運命黙示録」の作曲者として知られるJ・A・シーザー。このたび70年代に録音され、入手困難だった唯一のオリジナル・アルバム『国境巡礼歌』(写真・BELLE-061216 \3,000(税込))と天井桟敷の舞台からライヴ録音したアルバム『身毒丸』(BELLE-061217 \3,000(税込))が12月20日にオリジナル紙ジャケット仕様で再発されます。

 J・A・シーザーは、寺山修司の死去にともなって解散した天井桟敷の劇団員を中心としてその遺志を継ぐ、新たな演劇集団として同年に演劇実験室◎万有引力を結成。ミュージシャンとしては日本古来のご詠歌(いわゆる神仏に捧げる音楽)と70年代ヘヴィ・サイケのサウンドを融合、血と土の匂いが漂う、ドゥーミーなジャパニーズ・ヘヴィ・ロック・サウンドで今でも多くのファンを魅了しているアーティスト。今回再発される『国境巡礼歌』は73年に天井桟敷のメンバーをバック・バンド(シーザーと悪魔の家)にした公演を収録したライヴ実況盤。一方『身毒丸』は78年に上演された寺山修司の説教節日本語オペラをライヴ録音したアルバムで、琴、琵琶、和太鼓といった和楽器にギター、ベース、ドラムといったロック・インストゥルメンツが共鳴しあう、うねりにうねるヘヴィな和製サイケ・アルバムとなっています。この2タイトルは96年にも一度CD化されましたが、およそ10年の時を経て再び入手困難となっていた伝説のアルバム。天井桟敷のイギリス公演を訪れたデヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)も耳を奪われたというウワサのJ・A・シーザー、ぜひお手元に。


共に2006年12月20日発売
■J・A・シーザー『国境巡礼歌』
BELLE-061216 \3,000(税込)
■J・A・シーザー『身毒丸』
BELLE-061217 \3,000(税込)
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