2006年、パリ・シャトレ座の来日公演で日本のオペラ・ファンに絶大なインパクトを与えたステージ『レ・パラダン(遍歴騎士)』。同プロダクションによる、2004年の本拠地シャトレ座での上演を収録した映像が、待望の日本語字幕付きDVDとして国内盤発売されることになりました!
『ラモー:歌劇「レ・パラダン(遍歴騎士)」パリ・シャトレ座 2004』(TDBA-5074〜5 税込8,190円)は、5月20日発売です。
フランス・バロックを代表する作曲家ラモーが世に送った30作以上ものオペラのうち、その存命中に初演された最後の一作となった全3幕のコメディ・リリック『レ・パラダン』は、瑞々しい生気に満ちた、ウィットあふれるコミカルタッチの傑作です。“パラダン(Paladin)”とは、“特定の騎士団に属せず、名声を求めて各地を旅して回る遍歴の騎士”を指し、ここでは遍歴の騎士アティスが、老いた元老院議員アンセルムの城に幽閉された恋人アルジを救い出して、ついにニ人が結ばれるまでの騒動を描いています。
近年、フランスではラモーの再評価が進んでおり、その最良の成果のひとつとして挙げられるのが、このシャトレ座の『レ・パラダン』。フランス・バロック・ブームの火付け役である重鎮
ウィリアム・クリスティ率いる
レザール・フロリサンをはじめ、当代最高の演奏陣による鮮烈な演奏に、CGやコンテンポラリー・ダンスを融合するという進取の精神にあふれた名舞台です。
演出・振付は、ヴィジュアル・アートとコンテンポラリー・ダンスの融合を斬新かつユーモラスなセンスをもって展開するフランスの鬼才、ジョゼ・モンタルヴォ、ドミニク・エルヴュ。CGによる騙し絵的効果で視覚をかく乱しながら、ラモーの印象的な舞曲のリズムに、古典舞踊+コンテンポラリー・ダンス、ヒップホップを合わせ、時空を超えた普遍の身体性を抽出することに成功しました。
まさに“バロックはロック!”であることをまざまざと見せつけてくれる熱演は、クラシック・ファンだけのものにしておくのはもったいない!
アートを愛するすべての人に観ていただきたい、ジャンルを超えた衝撃のステージです。