7月8日に、最新アルバム
『ウェイト・フォー・ミー』をリリースする
モービー(MOBY)。このアルバムは、
デヴィッド・リンチ監督が2008年2月にBAFTAアワード授賞式で行なったスピーチ「自分のために物をつくることは非常に美しく、素晴らしいことだ。」に触発され作り出された作品。その言葉どおり、完成したアルバムはDIY精神に貫かれており、モービー自身のレーベルLITTLE IDIOTからリリースされ、ソングライティング、録音、プロデュース、アートワークまで自ら手掛けけた作品となっています。
そんな今回のアルバム、とくに話題を呼んでいるのが、デヴィッド・リンチ監督による「ショット・イン・ザ・バック・オブ・ザ・ヘッド」のプロモーション映像ですが、じつはこの曲のみならず、映像での表現にかなり力を入れた作品になっていることが判明しました。
現在モービーのオフィシャル・サイトでは、「ショット・イン・ザ・バック・オブ・ザ・ヘッド」のほか、「ペイル・ホーシズ」のPVも観ることができますが、この曲のPVは、モービー自らがキャラクター・デザインを手掛けたアニメーション・ビデオ。そのなかで活躍するのは、自身をイメージしたキャラクター“LITTLE IDIOT”。アルバム・ジャケットも飾っているかわいらしいこのイラストは、モービーが10代の頃に働いていたレコード・ショップの紙袋に、自ら描いていたもので、今回初めてそのイラストを復活させたそうです。
さらに、アルバムに収録される16曲すべてに、ショート・アニメーション(その名も“Blip”)を制作する模様。現時点で、「スタディー・ウォー」と、「スクリーム・パイロッツ」の2作品が完成されており、アルバム発売日まで、オフィシャル・サイトで徐々に公開されていく予定です。このBlipでも、“LITTLE IDIOT”が登場しています。アルバムを待ちきれないファンは、こまめにチェックを。
また、日本盤仕様の詳細が決定。「ペイル・ホーシズ」の別ヴァージョン2曲のボーナス・トラック付き、エンハンスドビデオとしてデヴィッド・リンチ監督による「ショット・イン・ザ・バック・オブ・ザ・ヘッド」を収録します。もちろん歌詞対訳付き、さらに本人による全曲解説も付される予定。
アルバム発売まで、あと1ヵ月。モービーのクリエイティヴィティが100%発揮された今作をお聴き逃しなく!