アメリカ・メンフィス出身のガレージ・パンク・ロッカーで、現在のマタドール・レコードを代表する存在として注目を浴びていた
ジェイ・リータード(JAY REATARD)が、現地時間の1月13日、29歳の若さで死去しました。死因は現在メンフィス警察が調査中とのこと。
ジェイ・リータードは、1980年、テネシー州メンフィス生まれ。本名は、ジミー・リー・リンゼイ・ジュニア。
アルコール中毒の父親と暴力的な継母の間で幼少時代を過ごしたという彼は、ものごころついた頃から、思い浮かんだメロディを録音していたとのこと。そして、15歳の時に作ったデモ・テープがGoner Recordsの目に留まり契約を結びました。The ReatardsやThe Lost Sounds、Bad Times、The Final Solutionsなど数々のガレージ・バンドで作品を発表したのち、2006年にアルバム『Blood Visions』でソロ・デビュー。マタドールに移籍後の2008年にコンピレーション
『マタドール・シングルズ '08』、2009年にソロ2作目『Watch Me Fall』を発表。各方面から高い評価を獲得していました。
ソニック・ユースや
BECK、
アーケイド・ファイアらが賞賛するなど、アーティストにもファンは多く、USインディ・ロック界を担う人物として今後の活躍が最も期待されるアーティストの一人でした。心よりご冥福をお祈りします。