平面陳列としてLP120枚、立体陳列として特殊パッケージ12点の展示が行なわれている、金羊社・ミュージックジャケットギャラリー。現在、特別展示として、ギミック・ジャケット展が開催されています。
ギミックとは、ある仕掛けを施すことによって驚きや意外性を生み出す手法で、ギミック・ジャケットの基本は、ジャケットを特殊な変形にしたり、ジャケットの一部が可動できたりすること。
今回の展示では、そうした変形・可動モノはもちろん、ジャケット・デザインそのものがギミックという、たとえばタバコの箱、小包、切手などを模すことによってヴィジュアル的に驚かすようなものも集められているとのこと。
いかに衝動的に購買に結びつけるかという最大の命題をもったジャケットにとって、デザインワークは最も重要な要素。LPの時代ではCDと違ってサイズが大きいだけに自由に変形モノができたり、独創的なデザインワークをすることによって、より大きなギミック効果が生まれ、数々のギミック・ジャケットの名作が誕生してきました。
また、立体陳列のガラス・ケースには、特殊変形モノをはじめ、ポータブル・プレイヤー、ランチ・ボックス、ピアノ、バッグ、缶など、さまざまな仕様を模したギミック・パッケージを展示されています。
デジタル配信が伸張しパッケージ市場が縮小しつつある今日、今回展示されているような遊びゴコロに満ちあふれたデザインワークの楽しさを再確認してみましょう!
なお、開催日は、4月15、22日、5月6、13、20、27日、6月3、10、17、24となっており、各日とも、閲覧時間が、10時、11時、13時、14時、15時、16時、17時と定められていますので、ご注意ください。
また、入場は無料ですが、閲覧には希望日の2日前までの予約が必要となります。
予約は、MJG常設展係:03-3750-2107、または、
http://www.kinyosha.co.jp/mjg/から。
ミュージックジャケットギャラリーについての詳細は、オフィシャル・ホームページ(
http://www.kinyosha.co.jp/mjg/)まで。