数々のクリエイターに支持を受け、花王「アジエンス」やハウスメイトなど数々のCMに起用され、NHKの阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ『その街のこども』の主題歌にも抜擢された
阿部芙蓉美。今年6月に公開される大森立嗣監督の最新作映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」では、エンディングテーマ曲を岡林信康氏の名曲「私たちの望むものは」のカヴァーで担当することが決定しています。
そんな彼女が、先週25日(日)、新宿PIT INNにて行なわれた、音楽プロデューサーの大友良英主催の<大友良英/歌と即興、そしてサウンドトラックの3日間>に出演し、映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』エンディング・テーマ曲である「私たちの望むものは」のカヴァーを初披露しました。
この映画は、『イキガミ』『LIAR GAME』など数多くのヒット作で主演した松田翔太、『ソラニン』『BANDAGE』などに出演し注目を集める高良健吾が共演する青春ロード・ムービー。時代が生んだ若者たちのやり場のない怒りや衝動を描きベルリン国際映画祭でも正式上映された作品です。『愛のむきだし』などで強烈なインパクトを残し、注目を集める安藤サクラも出演。6月12日(土)より全国ロードショーがスタートしますが、それに先駆けてこの「私たちの望むものは」が4月28日(水)よりiTunes Storeにて限定配信がスタートします。
今回は音楽プロデューサーの大友良英主催の<歌と即興、サウンドトラックの3日間 PITINN 3days>の最終日で、今年1月にNHKにて放送された、阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ『その街のこども』の録音メンバーによる初ライヴが行なわれました。そして阿部芙蓉美はそのテーマ曲を歌ったことでこの日のライヴに登場し、独特のクールビューティーボ・ヴォイスで会場の観客の心を掴みました。
阿部本人はライヴ終了後「この曲は楽曲自体が巨大な生き物のように強い意志を持っているので、私の意思や感情は込めるというよりは、歌詞や音の背景間に寄り添うような形で歌うことに専念しました。聴いている人には楽曲そのまま、あるがままを純粋に受け止めてもらえるとうれしいです。」と語っています。