先日、初となるベスト・アルバムを9月にリリースすることを発表し、結成10周年10大PROJECTの最終企画として、彼らの地元でもある大阪・枚方にある枚方市市民会館にてプレミアム・ライヴを行なうことを決めた
アンダーグラフ。そのプレミアム・ライヴに向けて全国を回るアコースティック・ツアーの初日を、7月31日(土)に、彼らの第二の故郷ともいうべき福井からスタートしました。(写真は2009年リリースのアルバム『この場所に生まれた僕達は いつも何が出来るかを考えている』)
アンダーグラフにとって福井はとても縁のある土地で、彼らのメジャー・デビュー・シングル「ツバサ」をリリースした際、まず最初にこの曲に注目し、パワープレイしたのがFM福井でした。そこからFM福井にリスナーからの大きな反響があり、それが全国に飛び火し、有線などでもさらに広がり、大ヒットを記録しました。そしてもう一つ、2005年に閉校した福井県敦賀市の市立愛発(あらち)小中学校の全校児童・生徒21人が「ツバサ」に消えゆく母校への思いを重ねた感想を送ったことがきっかけで、その閉校式に出席し、そこで生演奏を披露したという思い出の地でもあります。また、ヴォーカルの真戸原は「デビュー当時、自分を見失いかけて時に閉校式で皆と一緒に歌って、歌の素晴らしさを再確認できた。今の僕らの志向性を決めた出会いだった」と語っています。
ライヴ中、その愛発小中学校の卒業生が来てくれたことにふれ、当時閉校式の際に歌った「愛発の歌」をメンバーが歌うと会場には温かい空気が流れ、演奏終了後に大きな拍手が会場を包みました。そして第二の故郷とも言える福井からスタートしたこの記念すべきツアーの後、彼らの初となるベスト・アルバムをリリースし、生まれた故郷である枚方でのプレミアム・ライヴへと繋がっていきます。