ギター・デュオのゴンチチが、20年ぶりのクリスマス・アルバム『Merry Christmas with GONTITI』をリリース！ 2人のギターだけで演奏された「サイレント・ナイト （きよしこの夜）」や「What Child Is This？（グリーン・スリーヴス）」が静かに過ごす聖夜のイメージなら、ビッグバンド・スタイルでゴージャスにアレンジされた「I saw mommy kissing Santa claus（ママがサンタにキスをした）」や「ホワイト・クリスマス」は、賑やかに過ごすパーティー向けと、多彩なクリスマス・ナンバーが15曲収録。

　ジャケットは絵本作家・三浦太郎のクリスマス・ムード漂う書き下ろし。「録音してたのは真夏で、スタジオの外はセミが鳴いてたんです。これだとクリスマスの気分があんまり出ないので、＜あの夏の少女達＞っていうオリジナル曲作ってしまいました（笑）。この曲はクリスマスが明けて、来年の夏に向けての希望！みたいに聴いてもらえたら良いかなぁ……」と、アルバムの制作秘話を語るチチ松村。

　CDは20年ぶりですが、クリスマス・ライヴはデビュー以来、不定期ながらも恒例イベントとして続けているゴンチチ。今年は4年ぶりとなる東京と、初開催となる神戸の2ヵ所で開催。「たまたま年末の時期に会場が空いてた時にクリスマス・ライヴって言ってますけど、クリスマスの曲、ほとんど演奏しなかったこともあります。今年はさすがにアルバム出したんで、ちょっとぐらいは演ろか？（笑）って考えてますけど……」（ゴンザレス三上）と、ライヴへの意気込み（？）をとぼけた調子で語っています。




　……ところで、“ゴンチチのクリスマス・ライヴに意中の異性を誘って行くとカップルが成立する”という都市伝説めいた噂がある。その真偽をチチ松村に訊ねると、「あ、それはホントみたいやね。なんか男の人が、とりあえずチケット2枚買って、狙ってる女の子誘って、僕らのライヴに来るんです。そうしたら、その後、うまくいく人が多いみたいですね」とのことで、所属事務所には、お礼の手紙やメールがこれまで数十件寄せられており、中には、実際に結婚まで至ったカップルが6組もいるというから、驚き！

　ゴンチチのふたりは、この珍現象に戸惑いつつも、「最近はステージで、“僕らは愛のキューピッドです！”と言ってますよ」（ゴンザレス三上）とのこと。チチ松村は「婚活考えてる人は、とりあえずこのCD5枚ぐらい買って、“これや！”と思う人にプレゼントして下さい。そして、その内の誰か一人を僕らのライヴに連れてきたら、結婚出来るかも！」と、しっかりCDとライヴをPR！　婚活を考えてる方は、本気でゴンチチのクリスマス・ライヴに行ってみる価値、あるかも？