羽毛田丈史 2011/05/16掲載(Last Update:15/05/22 19:29)
ヒーリング系オムニバス・コンサート<live image>(ライブ・イマージュ)による復興支援コンサートが14日(土)、東京・青山学院講堂で行なわれました。
もともと同日は、4月23日からはじまった<live image 11>ツアーの最終公演の予定でしたが、東日本大震災の影響で会場が使用出来ず、8月に延期に。とはいえ、出演者のスケジュールはこれによって空いていたため“なにか自分たちで出来ることはないか?”との考えから、今回の復興支援コンサートが開催される運びに。
コンサートは、音楽監督でもある
羽毛田丈史が出演者ひとりひとりを舞台に呼んで「マイ・フェイバリット・シングス」で開幕。<live image>お馴染みの同曲、通常は全出演者の技の競演を披露するラスト・ナンバー。いつもと違った演出に、次の出番の
ゴンチチの2人は「もう家に帰ってもいいのかな(笑)」と戸惑ったそう!
この日のコンサートは、NTT東日本と国内家電メーカーのサポートを得て岩手、宮城、群馬、埼玉の各県にある避難所23ヵ所に光回線を通じて生中継。これまでも東北各都市のホールでの中継はありましたが、避難所に直接、音楽と映像を届けるのは、初めての試み。
バンドネオンの
小松亮太は「カメラを通じて、向こうまで届けっ!という思いを込めて、いつもとは違う燃え方の演奏をしました」と、直接見えない数万人のオーディエンスに向かっての演奏に緊張をしながらも熱い気持ちでステージへ。ゴンチチに続いて
松谷 卓、
NAOTO、羽毛田丈史らが次々に渾身の演奏を届け、最後の「情熱大陸」では、
葉加瀬太郎が狭い舞台を飛び回って会場を煽り、集まった1,700人の観客も総立ち!
公演終了後の会見で
宮本笑里は「今度はみなさんに直接お会いしたい」とコメント、今回の企画の発案者でもある羽毛田丈史は「僕たちの音楽を聴いて、少し休んで頂ける気持ちになって貰えれば嬉しいです」と語りました。また、この日の公演の収益は、被災地の小中高校へ楽器を寄付するために使われます。