2003/05/23掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
最近、今井美樹の洋楽ミュージシャンによるカバーアルバムを、このニュース欄で掲載しましたが、こういった企画が最近、本当に流行してますね!? 小田和正、竹内まりやなど、この手の企画に共通するのが、70年代〜80年代に活躍した懐かしのAOR系ミュージシャンが多数参加してること。中にはいろんな企画に常連で顔を出して、J-POPカヴァー専門アーティストと化してる人もいたりして、嬉しいやら悲しいやらなんですが、いよいよ満を持して、大御所AORで聴くに値するJ-POPカヴァーアルバムの最後の切り札、ユーミンの
『YUMING INTERNATIONL COVER ALBUM(仮)』(TOCT-25065\2,800(税込))が7月16日に登場します!(写真は松任谷姓での随一の名盤、78年の
『悲しいほどお天気』) 日本を代表するソングライターでありながら、こうした企画は意外と少なかった
ユーミン、さて気になる参加アーティストは?
「あの日に帰りたい」
マイケル・フランクス「冷たい雨」
スティーブン・ビショップ「卒業写真」
リタ・クーリッジ「Hello,my friend」
アメリカ「朝陽の中で微笑んで」
パティ・オースティン「霧雨で見えない」 ビーボ・ブライソン
「最後の嘘」
オリータ・アダムス 他全10曲10アーティスト収録予定
なんとも凄い! 生粋のAORッ子ばかりじゃないけど、筆者は好きなアーティストばかり!この組み合わせはうまいですね。まず、山本潤子が歌うイントロが印象的だった初期の名曲「あの日に帰りたい」はリズムは完全にボサノバですから、マイケル・フランクスにはピッタリ!「アントニオの歌」みたいに演ってほしい。
そもそも原曲はジャムっぽいサザンテイストだった「卒業写真」ですから、リタ・クーリッジが演るなら、ボビー・ウーマックが参加した71年のスワンピーなデヴュー作『ビューティフル・デヴュー』みたいなテイストで聴かせてほしい。
「冷たい雨」は超名曲だと思いますが、スティーブン・ビショップが歌うのは想像が出来ないです。凄く惨めで悲痛な失恋の歌ですからね。
アメリカが「Hello,my friend」演るんだ!? コーラスが綺麗なんでしょうね!
最近、諌山実生がカバーして再び脚光を浴びている「朝陽の中で微笑んで」は、76年の「14番目の月」に収録されてるのですが、このアルバムはリーランド・スクラーなど、西海岸のミュージシャンで録音されているので、パティ・オースティン、ブレーンのニューヨークのミュージシャンで聴いてみるのもユーミン好きとしては面白いですね! と言うわけで、なかなか聴き所満載のアルバムになってそうです。
しかし、まだまだ出そうなこの手の企画。次は大御所の南部系ソウルミュージシャンによるサザンオールスターズが聴きたいです!