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【今週のチャート探訪〜DVD編】“1回だけのつもりが・・・”薬物乱用映画が急上昇!

2003/06/19掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
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 こう暑くなってきますと、虫かごを持って元気に外で遊びたいものですが、やはり現代人。クーラーをつけて部屋でゴロゴロが1番! そんな時に活躍するのがDVDです。お待たせしました。今週もDVDチャートのお時間ですよ!

 上位3作品は先週と変わらず『アニマトリックス』『マトリックス』『マイノリティ・リポート』の順で、新味に欠けますが、6位から4位にランクアップした『岸辺のふたり』が目を惹きますね。2001年米、英アカデミー賞短編アニメーション賞の他、数々の賞を受賞した感動の短編アニメーションです。人生の縮図をわずか8分間で描き切ってしまった快作。『マイノリティー』のような大作の下に、このような味わい深い小品が、ひょっこりと顔を出すのも、DVDというフットワークの軽いフォーマットの魅力たる所以でしょう。

 さて、お次は今週初登場をピックアップしましょう。まずは7位に初登場した『白昼の幻想』は低予算映画の帝王であり、現代のアメリカ映画の父と呼んでも良いでしょう、ロジャー・コーマン本人が監督した68年のドラッグムービー。公開時のポスターを作ったのは横尾忠則氏という本物の“サイケ”ぶり。脚本は『アバウト・シュミット』で評価著しいジャック・ニコルソン。主演はピーター・フォンダブルース・ダーンデニス・ホッパーなど70年代のヒーローがズラリ。これだけの役者が揃えても、ロジャー・コーマンの映画だけに、ドラッグ映画にありがちな教訓は皆無で、ピーター・フォンダがLSDをキメて、ただただイキまくるだけのスペクタル映画なのが凄い! このDVD、『霧の5次元』(写真)でもかけながら、パーティーやイベントで映像を流すなんて使い方もアリだね! でもクスリはダメ!絶対!!

 10位に初登場した『チャオ!マンハッタン』はアンディー・ウォーホール“ファクトリー”のスーパーモデルだったイーディ・セジウィックが自ら脚色し出演した作品。これもやっぱりドラッグ映画の類でしょうか? 何でしょう? 麻薬映画流行ってるんですかね? ドラッグまみれのセジウィックの生涯を描いた作品ですが、撮影終了後、28歳で逝ってしまった彼女の事を思うと、こちらはかなり悲痛な後味が残ります。

 ダメ!絶対!!
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