昨年大ヒットした映画『スパイダーマン』のサウンドトラックに楽曲を提供し、その泣きのメロディーが一部で話題となった、ボストン出身のシンガー・ソングライター“BLEU（ブルウ）”。その泣きなメロディに加え、海外では、ウィーザーやジェリーフィッシュなどと比較されているとおり、強力にキャッチーなパワー・ポップも聴かせてくれる彼であるのですが、そんな彼のデビュー・アルバム『レッドヘッド』(写真)が日本でも8月20日にリリースされることになりました。(SICP-423\2,520(税込))
　このデビュー作は、元々はインディーズ・レーベルから昨年リリースされていた作品で、その発表後に評判を呼び、トレインやファイヴ・フォー・ファイティングが所属するソニー傘下のレーベル“AWARE”から再リリースされたという経由があった作品。それゆえに、初めて聴くのに口ずさんでしまうほどキャッチーなバブルガム・ポップや、切ないメロウなバラードなど、きっと多くのパワー・ポップ好きのアンテナに引っ掛かってしまうであろう、その楽曲センスはなかなかのもの。また、彼にとってのポップ・ヒーローである、元ジェリーフィッシュのアンディ・スターマーや、セミソニックのダン・ウィルソンが共作＆プロデュースで参加していることでも注目かといえる今作ですが、なんと日本盤には、あのPUFFYがコーラスで参加した「sayonara」もボーナス・トラックとして追加収録される予定とのこと。どうやら、この曲は元々のインディーズ盤では収録されていたみたいなので、やはり、アンディ絡みの縁からの参加かと思いますが、それにしても興味深い共演ですよね？　なお、日本盤にはこの曲以外にも、もう1曲ボーナス・トラックが追加収録される予定となっていますので、まだ未購入という方はもう少し辛抱してみてはいかがでしょうか？　そのルパン3世以上に生え過ぎたモミアゲも、きっと話題を集めること間違いなしな彼。今から注目しておいた方がいいですよ、皆さん!!