8月11日（日）に東京「夢の島公園」で開催される野外フェス〈WORLD HAPPINESS 2013〉。そのトリをつとめる、さまざまな豪華メンバーが集結した“The おそ松くんズ”に、咲坂 守と畠山桃内の2人が参加することが発表されました。

　咲坂 守＆畠山桃内は、1976年頃から放送され、選曲の合間に伊武雅刀と小林克也が織り交ぜるシュールなコントが話題となってカルトな人気を博した伝説のラジオ番組『スネークマンショー』に登場するキャラクター。

　『スネークマンショー』は、YMOのアルバム『増殖』（1980年）でフィーチャーされブレイクし、1981年2月に1stアルバム（通称：急いで口で吸え）がリリース。基本は、シュールでシニカルなコントが身上のユニットですが、唯一の歌モノがシングルとしても発表された「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」。作・編曲とベース＆キーボードは細野晴臣で、高橋幸宏もドラムで参加しており、2002年にはスケッチ・ショウが「Gokigen Ikaga 1.2.3」というタイトルでカヴァーしています。

　あくまでもラジオ制作集団ユニットだけに、これまでライヴで登場したのは2回のみ。最初は、1980年4月23日に日本武道館で開催された、雑誌『写楽』の創刊イベント〈大写楽祭〉。YMOがゲスト出演、咲坂と桃内はMCで参加するも歌うことはなく、2度目はスネークマンショーのアルバム・リリース後の1981年。銀座の街頭イベントに登場し、一度だけ、「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」を歌ったとか……。つまり、〈WORLD HAPPINESS 2013〉は32年目ぶりにして2度目のライヴ披露となります。

　なお、咲坂 守＆畠山桃内の発表を経ても“アンドモア…”表記が消えていないところも気になる、The おそ松くんズ。さらなる続報もあるのか？ お楽しみに。
（写真：「TV Bros」2011年4月16日号より）