初期の
ニーナ・シモンや
ロバータ・フラックを連想させるパワーや精神性を感じさせ、すでに多くの評論家から賞賛を集めている
ザラ・マクファーレン(Zara McFarlane)。
ジャイルス・ピーターソンが主宰するブラウンズウッド・レコーディングスよりリリースされる2ndアルバム
『イフ・ユー・ニュー・ハー』(BRC-401 税込2,100円)が、日本でも12月11日(水)に発売されることになりました。
ザラ・マクファーレンは、2001年にテムズ・バレー大学に進学してポピュラー・ミュージックのパフォーマンスを学び、2005年ジャズ・ジャマイカ・オールスターズのモータウンをテーマにしたアルバム『Motor City』に参加。その後はロンドンで歌の教師を務めるかたわら、ギルドホール音楽学校に進んで2009年にジャズの修士号を取得。2010年、自身でプロデュースしたEP『アンティル・トゥモロー』を発表すると、それがジャイルス・ピーターソンの目に留まり、翌年彼のレーベル、ブラウンズウッド・レコーディングスよりアルバム・デビューを果しました。2012年のMOBO賞においてベスト・ジャズ・アクト部門にもノミネートされ、日本では
ニコラ・コンテのライヴにゲスト参加もしています。またオランダで開催されたニーナ・シモン・トリビュート・コンサートに、
グレゴリー・ポーターと共に出演したことも話題となりました。
日本デビューとなる本作では、自らの可能性を押し広げ、自作曲に加えて意外なカヴァー曲も収録されており、その中の一つが、見事なジャズ・アレンジが施された
ジュニア・マーヴィンの名曲「ポリス・アンド・シーヴス」。ジャマイカ独立50周年を祝うべく、ミュージック・ビデオと共に発表されたこの曲は、すぐさまファンやラジオからの熱い支持を得て、YouTubeでは既に37,000回以上再生されるに至っています。知る人ぞ知るカルト名曲、ノラ・ディーンの「アンジー・ラ・ラ(アイ・アイ・アイ・アイ)」では、ニューヨークで活躍するレロン・トーマスをトランペットとヴォーカルで起用。 ブラウンズウッド・レコーディングスからデビューした
ホセ・ジェイムズが、いまでは男性ジャズ・ヴォーカル・シーンを牽引しているように、今後の女性ジャズ・ヴォーカル・シーンの未来を担うであろうザラ・マクファーレン。その魅力がついに紐解かれています!
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www.beatink.com/Labels/Brownswood/Zara-McFarlane/BRC-401)