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ハウシュカのニュー・アルバム『アバンダンド・シティ』が登場、日本盤は未発表曲10曲入りボーナスディスク付き!

ハウシュカ   2014/02/18 15:49掲載
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 プリペアード・ピアノの可能性を探求する音楽家、ハウシュカ(HAUSCHKA)のニュー・アルバム『アバンダンド・シティ(Abandoned City)』(WINDBELL・four-123〜124 2,500円 + 税)が3月18日(火)にリリースされます。

 2004年リリースの1stアルバム『Substantial』から早10年。ハウシュカは、その精力的な活動で“ポスト・クラシカル”という新たなサブジャンルを牽引してきた筆頭と言っても過言ではないでしょう。2012年には名門ドイツ・グラモフォンから、現在のクラシック界を代表するヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンとの連名でアルバム『Silfra』をリリースし、日本での公演も実現しました(ハウシュカ単独ではこれまでに通算4回来日)。

 今作『Abandoned City』は、ハウシュカのオリジナル・アルバムとしては3年ぶりとなる新作。ハウシュカのこれまでの作品の中では、もっともライヴ時の重層的な音の奔流、即興に近く、クラフトワーク、ノイといったデュッセルドルフの先人たちの系譜に連なる作風となっています。

 “捨てられた街”と名付けられたこのアルバム、収録されている楽曲はすべて世界各地に実在するゴーストタウンの名前になっています。かつて人々が暮らし、離れて行った街。ナミビアの鉱山の街、内戦や原発事故で人がいなくなった街、地面の陥没で消えたイタリアの村、誰も住みたがらない新設された中国の街……。

 人々が新天地を目指す移動。それにともなう変化・喪失、郷愁。人々が離れて行き、廃墟のようになった街が時の経過とともに自然の静かな動きに侵食され、元の姿に戻っていく様。そのイメージ、感覚は、ひとりピアノの前に座り、作曲する際の内面の状態の隠喩としてしっくりくるものとハウシュカは語っています。

 アルバムのオープニングを飾る「Elizabeth Bay」を除く楽曲は、すべてワーグナー作曲のオペラ『さまよえるオランダ人』の改変として作曲したとのこと。作曲、録音に費やした時間はわずか10日間だったといいます。

 大半の曲はプリペアードされた一台のピアノから生み出したサウンドで、ピアノを弾きながらミックスされました。ハープ、バラフォン、メロディカ、ドラムのように聴こえるサウンドはサンプリングではなくすべてピアノ、キーボードで作られたものというから驚きです。

 嬉しいことに、日本盤および欧州盤初回限定製造のスペシャル・エディションのみ、ボーナストラック1曲 + 未発表曲10曲入りボーナスディスク追加収録の2枚組となっています!



■2014年3月18日発売
ハウシュカ
『アバンダンド・シティ』

WINDBELL・four-123〜124 2,500円 + 税
※ボーナストラック1曲 + 未発表曲10曲入りボーナスディスク追加収録

[Disc 1]
01. Elizabeth Bay
02. Pripyat
03. Thames Town
04. Who Lived Here
05. Agdam
06. Sanzhi Pod City
07. Craco
08. Bakersville
09. Stromness
10. El Hotel del Salto(未発表曲)

[Disc 2]Bonus Disc“I close my eyes”
01. i am walking
02. from house to house
03. to an empty mall
04. can you dance for me
05. into the dawn
06. they made us leave
07. hope they come back
08. my family lived here
09. in happysadness
10. where am i when i'm old
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