ソウル・ミュージックの歴史において欠かすことのできない巨星
マーヴィン・ゲイがこの世を去って30年。その30回忌を迎えた2014年、“マーヴィンの再来”と呼ばれるネオソウル系シンガー、
ブライアン・オウエンズ(Brian Owens)が3月5日(水)にトリビュート盤
『You're All I Need – Brian Owens Sings Marvin Gaye』(MCP-0002 2,381円 + 税)をリリースします。
アメリカ空軍民間予備役によるバンド“サイドワインダー”のヴォーカリストとして活躍、
アデルのカヴァーがYouTubeで話題を呼び、ホワイトハウスにて
オバマ大統領の前で歌声を披露したという新星。マーヴィンはもちろん、
アル・グリーンや
サム・クックらに大きな影響を受けた彼は、2012年にソロ・シンガーとしてデビュー作『Moods & Messages』を発表。耳当たりが良くオーガニックで、レトロな味わいがありながらも現代風に洗練されたソウル・ミュージックの進行形とも評されるサウンドは、ソウル好事家を中心に高い評価を得ています。
その彼がマーヴィンの名曲群を渾身のカヴァー。「ホワッツ・ゴーイン・オン」や「レッツ・ゲット・イット・オン」といった歴史的名曲を皮切りに、「ホワッツ・ハプニング・ブラザー」や「インナー・シティ・ブルース」のライヴ・ヴァージョンなど、マーヴィン・クラシックスといえるようなナンバーをセレクト。なかでも、昨年のデビュー作『The Light』やそのライヴ・パフォーマンスが大きな反響を呼んだ日本人女性ソウル・シンガー、
Nao Yoshiokaとのデュエット「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」や「ユーアー・オール・アイ・ニード・トゥ・ゲット・バイ」では、現代版マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルさながらの甘美で芳醇なムードに包まれたカヴァーを披露しています。
また、グレゴリー・ポーターのベーシストが参加するなど鉄壁の演奏陣を揃え、この上ないサウンド・クオリティを追求。マーヴィンの気魂が宿ったような、30回忌に捧げるにふさわしい一枚に仕上がっています。
そんな本格派ソウル・シンガーの来日公演が5月1日(木)、東京・南青山 BLUE NOTE TOKYOにて行なわれることが決定。しかも、前述の〈アポロシアターナイト〉準優勝の実力を誇る
Nao Yoshiokaとの共演となります。会場はジャズ、ソウルをはじめとする数多の名アーティスト / ミュージシャンが名演を繰り広げたブBLUE NOTE TOKYO。アメリカでのショート・ツアーで称賛されたデュエットやソウル・ミュージックへの愛を生で体感できる貴重なステージとなりそうです。