凛として時雨における超絶ドラムプレイは言うまでもなく、最近では
GLAY、
ももいろクローバーZ、
星野 源のレコーディングに参加するなど幅広い活動を展開している
ピエール中野。彼が今年の4月から行なってきた〈47都道府県ドラムを叩いてまわるツアー 2014〉が7月21日、東京・池袋 手刀にてファイナルを迎えました。
この日のラインナップは、ヘッドライナーのピエール中野に加え、対バン相手もDJピエール中野、そしてピエール中野が参加する3人組即興ユニットのカオティック・スピードキング、さらにMC:クールJという名で参加するバイブスオブ下ネタヒップホップ系ユニット・玉筋クールJ太郎と、全編にわたりピエール自身が登場。
DJでは、
氷川きよし、
TRF、
MAN WITH A MISSION、
BABYMETAL、
嵐など、さまざまなキラー・チューンに加え、8月13日にリリースを控える自身初のソロ・ミニ・アルバム
『Chaotic Vibes Orchestra』収録の
Perfume「チョコレイト・ディスコ」を盟友・滝 善充(
9mm Parabellum Bullet)らとカヴァーした楽曲を披露。
DJを嵐「A・RA・SHI」で締めると、47都道府県で昇華した“ドラムを叩くツアー”パフォーマンスがスタート。自身がドラマーを務めるバンド・凛として時雨の「Telecastic Fake Show」の超絶なドラムプレイから始まり、“最上もが盤”にてREMIXを務めた
でんぱ組.inc「でんでんぱっしょん」、大ファンを公言するPerfumeの楽曲「レーザービーム」、はたまたNHK『いないないばあっ!』で中毒性の高い人気楽曲「ぐるぐるどっか〜ん!」から、童謡「どんぐりころころ」までと幅広い楽曲に合わせてカオティックなドラム・プレイを展開。
最後に、前述のミニ・アルバム収録のゲスト・ヴォーカルに
KYONOが参加したカオティック・スピードキングの楽曲「SORA」では、takuto(g /
about tess)、井澤 惇(b /
LITE)、さらにゲスト・アーティストとしてKAZI(ds /
THE JUNEJULYAUGUST、HUMAN TAIL)が登場しツイン・ドラム編成での演奏を披露。そのまま即興パフォーマンスに突入し、観客は熱狂の中、終始その轟音とテクニックに魅了されました。
最後には、トリしか飾らないことで有名なバイブスオブ下ネタ系ヒップホップユニット・玉筋クールJ太郎が登場し、持ち前の下ネタラップを独特の雰囲気のもと炸裂させ、“47都道府県ドラムを叩いてまわるツアー”を締めくくりました。
ピエールがステージから去ろうとすると、7月18日に誕生日を迎えたピエール中野にサプライズでバースデーケーキが登場。たくさんの観客に誕生日と47都道府県ツアーの完走を祝福されてイベントは閉幕となりました。
そしてこの日、8月13日(水)に発売されるソロ・ミニアルバム『Chaotic Vibes Orchestra』のリリースを記念したイベント〈Chaotic Vibes Live in Liquidroom〉が10月29日(水)に開催されることを発表。現在オフィシャル・サイト(
www.pinakano.jp)ではチケットの先着先行予約も実施されています。
live photo: 西槇太一(Taichi Nishimaki)