世界で活躍する指揮者“炎のコバケン”こと小林研一郎と、名門ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によるチャイコフスキー全集第5弾『チャイコフスキー：マンフレッド交響曲』（OVCL-00540 2,857円 + 税）が8月27日（水）に発売されます。

　チャイコフスキー唯一の標題交響曲である「マンフレッド交響曲」。フレーズひとつひとつを大切に奏させる小林の熱いタクトは、ロンドン・フィルの近代的で機能的なアンサンブルと合わさり、息をもつかせぬ集中力をもってマンフレッドを紡ぎだしていきます。第1楽章でのマンフレッドの苦悩や第2楽章でのアルプスの妖精、第3楽章での山人の生活は各楽器の名手達により見事に描写され、第4楽章ではフーガ部分から壮大なクライマックスを経て幻想的な終焉に向かう気魄に満ち溢れた演奏を聴くことができます。楽曲の隅々まで知り尽くした両者でこそ成立する構成力と推進力によって、聴く者を主人公“マンフレッド”自身へと誘い、バイロンの劇詩を目前に感じさせる充実・圧巻の録音です。