どこにでもあるお菓子屋さんに生まれた男の、どこにもない生き方――。イノウエアツシの50年、
ニューロティカの30年、すべての答えがつまったドキュメンタリー映画『あっちゃん』が4月18日(土)より公開されます。
――2014年に結成30周年を迎えたパンク・バンド、ニューロティカ。ライヴ回数はこれまでに1,700回を超え、
氣志團、
浅野忠信、
マキシマム ザ ホルモン、
PUFFYなど、さまざまなアーティストに影響を与え、
メロン記念日や
ベイビーレイズなどのアイドルへ楽曲提供するなど、ジャンルを超えて愛されている。そのフロントマンでありヴォーカル、そして唯一のオリジナル・メンバーである、50歳のイノウエアツシこと“あっちゃん”は、ライヴがない日はお菓子屋の若旦那。そしてライヴになるとピエロに変身してオーディエンスに愛と感動を届ける、スーパーマンやタイガーマスクのような存在だ――。
本作では、30年に及ぶニューロティカの活動を追いながら、メンバー同士の確執やメジャー、事務所との契約、実際の給料などを包み隠さず描き、80〜90年代バンド・ブームの真相を浮き彫りにしており、またその一方でメンバーとの信頼関係の厚いナリオ監督ならではの距離感で、これまで見せることのなかった“あっちゃん”のお菓子屋さんの若旦那としての日常をとらえるなど、まさに全てをさらけ出した究極のドキュメンタリーに。
なお、本作の制作資金はクラウドファンディング・サイト「CAMPFIRE」で全額が集められ、当初の目標金額375万円を大幅に超える、940万3,669円が全国のファンから集められたとのこと。これは、日本のクラウドファンディング史上、自主制作映画では過去最高の資金調達額であり、2014年度のCAMPFIRE総合記録としても第2位を記録しています。
(C)あっちゃん製作委員会