現代最高のピアニストと絶賛される
グリゴリー・ソコロフ(Grigory Sokolov)のドイツ・グラモフォン第2弾
『ワルシャワ&ザルツブルク・ライヴ』(UCCG-1733 3,500円 + 税)が2月17日(水)にリリースされました。
ソコロフは1950年レニングラード生まれ。1966年、第3回チャイコフスキー国際コンクールにおいて弱冠16歳でセンセーショナルな優勝を飾り、世界的な注目を浴びました。しかしソ連国外で演奏を行なうことがめったに許されなかったため、西側諸国では名前のみが知られる幻のピアニストとなりました。
1968年に初来日し、その後も何度か来日しているものの、近年はヨーロッパ諸国に限定した活動を行なっているために90年代以降来日していないソコロフ。スタジオ録音を嫌い、インタビューをほとんど受けないことでも知られています。
本アルバムは、昨年2月にリリースされた『ザルツブルク・リサイタル2008』に続くDGレーベルの第2弾アルバム。2013年5月のワルシャワでの
シューベルトと、同年8月のザルツブルク音楽祭からの
ベートーヴェン「ハンマークラヴィーア」と
ラモー&
ブラームスのアンコールのライヴ録音が収められています。限りない色彩を持つタッチと、魅惑的な旋律線のコントロールという、ソコロフの持ち味を実感できる仕上がりとなっています。