ウィーンのピアノ演奏の伝統を現在に引き継ぐ名手、
ルドルフ・ブッフビンダー(Rudolf Buchbinder)が初のオール・バッハ・アルバム
『バッハ・アルバム』(SICC-30256 2,600円 + 税)を2月24日(水)にリリースします。
ブッフビンダーは、オーストリアのピアニスト。幅広いレパートリーを誇りますが、その中心をなすのは
ベートーヴェンと
ブラームスに代表されるドイツ・オーストリア音楽です。とくにベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタと5曲の協奏曲は、ソニー・クラシカルに移籍後時を置かずに再録音を果たし、現代最高のベートーヴェン解釈者としてその実力を再認識させました。しかし三大Bの要をなす一人、
バッハの録音は、フル・アルバムとしてはこれまで存在しませんでした(イギリス組曲第3番のザルツブルク音楽祭でのライヴ録音が発売されているのみ)。
本アルバムは2014年9月、温かい響きに定評のあるドレスデンのルカ教会における2日間のセッションで取り組んだ充実作。バロック期組曲の傑作であるパルティータ2曲と、得意とするイギリス組曲第3番という選び抜かれた3曲において、モダン・ピアノによる最高峰のバッハを聴くことができます。