中央ヨーロッパのジャズ大国、ポーランドが誇るピアニストの
スワヴェク・ヤスクウケ(Slwak Jaskulke)が、“海”をテーマにしたピアノ・ソロ・アルバム
『Sea』(PROZ-10021 2,500円 + 税)を3月23日(水)にリリースします。
スワヴェク・ヤスクウケは自国出身の作曲家、
ショパンのカヴァー・プロジェクトやトリオなど多方面で活躍しているピアニスト / 作曲家。
ハービー・ハンコック、
マッコイ・タイナー、
バルトーク、
ヒンデミット、
ラフマニノフらに影響を受ける一方で、ヒップホップやエレクトロニカ、ポストロックからも影響を受け、ポーランドの若者に大人気のパンク・ジャズ・ユニット、
ピンク・フロイトの活動初期に参加していました。また映画音楽やモダン・クラシカル作品にも数多く携わり、2002年の初リーダー作発表以来、共演を含めすでに9枚のアルバムをリリースしています。
本作はバルト海沿岸出身の彼が“海”をテーマにしたイマジネイティヴな組曲。口ずさめるほどのメロディラインを持ちながら極めてポストモダンなサウンドは、
ハウシュカや
ブライアン・イーノを連想させます。その旋律の繋がりは美しく、また絶妙なリヴァーブ効果で全曲が幻想的で落ち着いたシネマティックなサウンドに聞こえるとともに、彼の作曲家としての才能も大きく迫ってくるアルバムです。