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〈ラ・フォル・ジュルネ2016〉の日仏共通オフィシャルブックが登場

2016/04/27 12:09掲載
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〈ラ・フォル・ジュルネ2016〉の日仏共通オフィシャルブックが登場
 フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭“ラ・フォル・ジュルネ”芸術監督ルネ・マルタン(René Martin)の発案により、気鋭の音楽学者エマニュエル・レベル(Emmanuel Reibel)が書き下ろした〈ラ・フォル・ジュルネ2016〉日仏共通オフィシャルブック「ナチュール 自然と音楽」(西 久美子 訳 / 1,800円 + 税)が4月20日(水)にアルテスパブリッシングより刊行されました。日仏共通オフィシャルブックは、同音楽祭では初となります。

 日本での開催がいよいよ来週5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)に迫った〈ラ・フォル・ジュルネ2016〉のテーマは、“la nature ナチュール - 自然と音楽”。古代から音楽のインスピレーションの尽きぬ源泉であった自然をめぐって、音楽家たちがいかに創意をこらした作品を残してきたか、そしていまや自然環境の一部となった音響は人間になにをもたらすのかといったことについて、さまざまなテーマを逍遙しながらクラシック音楽の謎と魅力にせまるというものです。

 本書の著者のエマニュエル・レベルは、高等師範学校、パリ国立高等音楽院を卒業した文学博士、音楽学者。現在フランス大学学院研究員を務めています。2014年、「音楽はいかにして“ロマンティック”になったのか――ルソーからベルリオーズへ」(Fayard, 2013)により、アカデミー・フランセーズのフランソワ=ヴィクトル・ヌリ賞を受賞しました。おもな著書に「ファウスト」(Fayard, 2008)、「ベルリオーズ時代の音楽批評の文体」(Champion, 2005)、「ロマン派の音楽家たち」(Fayard / Mirare, 2003)、「ヴェルディ」(Gisserot, 2001)、「プーランクの協奏曲」(Zurfluh, 1999)があります。

「鳥のさえずり、波のリズム、葉叢をわたる風、雷のとどろき。
太古の人びとは、自らを取り巻く果てしない音の世界に心惹かれたはずです。
そう、最初に音楽を奏でたのは自然でした!
自然の中に遍在する美は、やがて音楽化され、多くの作曲家たちによって描写されるにいたりました。
さまざまな風景や光、 色彩、そして詩情あふれる四季……
私たちの耳をつねに虜にする自然の魅力が、声楽や器楽によってあまねく表現されるようになったのです。
本書には、2016年の「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭で演奏される数々の楽曲への理解を深めるための「鍵」が、ふんだんに詰まっています」

――ルネ・マルタン(“ラ・フォル・ジュルネ”音楽祭 アーティスティック・ディレクター)

■2016年4月20日(水)発売
「ナチュール 自然と音楽」
エマニュエル・レベル 著 / 西 久美子 訳
1,800円 + 税
artespublishing.com/books/86559-140-8
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