佐藤 健、
有村架純らが出演し、作家・
朝井リョウの小説を実写映画化した「何者」(10月15日公開)で脚本・監督を担当している、劇作家・演出家・映画監督と幅広い活躍で知られる
三浦大輔。2010年にオリジナル脚本・演出で上演した同名タイトルの舞台を自ら映像化し、映像配信サービス「dTV」でR15指定作品として配信されたドラマ「裏切りの街」が劇場版となって、11月12日(土)より東京・新宿武蔵野館で2週間限定公開。
ドラマ版とは異なる編集が施され、
銀杏BOYZの楽曲「ピンクローター」を主題歌に、出会い系サイトで繋がった男女があてどなくさまようストーリーを描く劇場版「裏切りの街」。無気力な毎日を過ごしているフリーター役を
池松壮亮、日常に退屈を感じる専業主婦役を
寺島しのぶが演じ、あまりにも空虚なキャラクターを見事に形作っています。
監督・脚本を務めた三浦大輔からは、「『裏切りの街』は、僕の舞台作品の中で最も映像化したかった作品です。それが実現でき、さらに劇場で公開されることになり、とても嬉しく思っています。まだ未見の方はもちろん、舞台作品をご覧になった方、dtvで視聴された方も、是非、この貴重な機会に、スクリーンで『裏切りの街』を堪能してください。劇場でお待ちしております!」、また、ストーリーについても、「不倫の話です。ただ、ありきたりな作品ではありません。普段、誰もドラマにしようと思わない瞬間を、徹底的にリアルに描いた、あまり見たことのない不倫劇だと思っています。“人間って、こんなもんだよな”と、どうしようもない登場人物たちのことを愛らしく、思ってくれたら幸いです。人は必ず裏切る。“まあ、いっか”という感じで……ただ何となく……。ただ、それにためらったなら、その瞬間の人間はとても優しい」との言葉が寄せられています。
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