ゴールデン・ウィーク期間中の東京・丸の内エリアの風物詩となっている音楽の一大イベントのひとつ〈ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〉。その2017年版〈ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017(LFJ2017)〉が、2016年5月4日(木・祝)から6日(土)の3日間に亘り開催されることが決定。“ラ・ダンス 舞曲の祭典”のテーマの下、ルネサンスから今日までの600年間におけるダンスと音楽の密接な関係をたどります。
今回は
マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)も絶賛するピアニスト、
ネルソン・ゲルナー(Nelson Goerner)が初参加。レミ・ジュニエ(Rémi Geniet)、
小曽根 真をはじめ常連や若手ピアニストも多数出演します。また、フランス国立ロワール管弦楽団、
オーヴェルニュ室内管弦楽団、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、
シンフォニア・ヴァルソヴィアといったLFJの看板オーケストラが世界中から集結するほか、
新日本フィルハーモニー交響楽団も出演。ナントでも注目を集めた和太鼓奏者の
林 英哲は今回も登場し、注目のパーカッショニスト、シモーネ・ルビノ(Simone Rubino)との共演も。“脱ジャンル集団”
渋さ知らズオーケストラは今回も奇想天外なステージを披露します。さらにメキシコの伝統音楽アンサンブル“Tembembe(テンベンベ”など、民族音楽のグループも初来日。
曲目は、
ブラームスの「ハンガリー舞曲」や
ドヴォルザークの「スラヴ舞曲」、
バルトークの「ルーマニア民族舞曲」などをはじめとする民族舞踊に触発された作品や、
チャイコフスキーの『白鳥の湖』『くるみ割り人形』、
ストラヴィンスキーの『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』といったバレエ音楽の傑作、
J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲や無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ、
ベートーヴェンの交響曲第7番、
ショパンのマズルカ集やポロネーズ集、
ラヴェルの「ボレロ」や
ラフマニノフの「シンフォニック・ダンス」、
ショスタコーヴィチの「ジャズ組曲」、
バーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」、
ライヒの「18人の音楽家のための音楽」、
グラスの「2つのティンパニとオーケストラのための幻想的協奏曲」といった、舞曲のリズムを取り入れた作品が予定されています。プログラムや出演者など、詳細の発表は2017年2月中旬の予定です。