19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトの没後100年を記念する〈クリムト展 ウィーンと日本1900〉が2019年4月23日から7月10日(水)にかけて東京・上野 東京都美術館、7月23日(火)から10月14日(月・祝)にかけて愛知・豊田市美術館にて開催。この〈クリムト展〉に関連するCD2タイトル『
《ベートーヴェン・フリーズ》ベートーヴェン交響曲第九番』(UHQCD WPCS-13816 1,800円 + 税)と『
クリムトとウィーンの音楽「クリムト展 ウィーンと日本1900」開催記念』(CD WPCS-13817 1,800円 + 税)が4月24日に発売されています。
〈クリムト展〉では、ウィーンの分離派会館を飾る全長34メートルを超える壁画“ベートーヴェン・フリーズ”の精巧な複製による再現展示が大きな話題となっています。
ベートーヴェンの交響曲第9番に着想を得て描かれた“ベートーヴェン・フリーズ”は、クリムトが40歳の頃の大作です。
『《ベートーヴェン・フリーズ》ベートーヴェン交響曲第九番』は、〈クリムト展〉における“ベートーヴェン・フリーズ”のBGMとして、会場内展示や音声ガイド、HPなどで使用されている、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler)指揮
バイロイト祝祭管弦楽団による伝説的名演「バイロイトの第九」を収めたアルバム。今回の展示のために、2019年オリジナル・マスターテープからのDSD11.2MHzマスタリングによる最新音源を使用しており、UHQCDの仕様に収めています。付属の12面ブックレットには、“ベートーヴェン・フリーズ”を完全掲載しています。
『クリムトとウィーンの音楽「クリムト展 ウィーンと日本1900」は、ウィーンと関連した音楽を収めたコンピレーション・アルバム。上述の「第九」の第4楽章ほか、
グスタフ・マーラーの「アダージェット」、
リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」や、アーティストとしては
ウィーン少年合唱団、ウィーン国立歌劇場でも活躍したカウンターテナーの
藤木大地らを幅広く収録しています。本作のジャケットにはクリムトの“女の三世代”を使用しており、ブックレットには“ユディト”などクリムト作品を掲載。絵画とあわせてウィーンに関連した音楽を楽しめる内容となっています。
6月1日(土)には、この「第九」第4楽章を本展のために作成したDSD11.2MHzハイレゾ音響で体感できるイベントが東京都美術館講堂で開催。音楽評論家で、ウィーン文化にも造詣が深い奥田佳道を講師に迎え、ミニ・トークも実施されます。詳細は後日、公式サイトで案内される予定です。