一青 窈が、
松任谷由実による楽曲提供という豪華コラボレーションが実現した、約3年ぶりとなる待望の新曲「かたつむり」を11月2日(月)より配信リリース。あわせて、
齊藤 工が監督したミュージック・ビデオとティザー映像がYouTubeにて公開されています。
「かたつむり」は、コロナ禍におけるステイホーム期間中、一青自身が過ごす生活の中で感じた、溢れ出る想いを衝動的に書き留めた詩を、親交のあるユーミンこと松任谷由実へ投げ掛けたことから制作がスタートした楽曲。
傷つくとつい閉じこもってしまいがちですが
それでも人に会わなければ私たちは助け合うことも
恋をすることもできません。
いまある壁を乗り越えて
次の新しい笑顔を探すのに
この曲がきっかけとなったら嬉しいです。――一青 窈 制作MEMOより抜粋 曲名の「かたつむり」、その由来は込められたメッセージから感じてもらえるはず。歌い手としてはもちろん、多くのアーティストへ歌詞提供する作詞家の一面を持つ一青の才覚をデビュー前から評価し、「ハナミズキ」「もらい泣き」をはじめ数々のヒット作を手掛けてきた
武部聡志がアレンジを手掛け、作曲を手掛けた松任谷自身がコーラスで参加。マスタリングは〈グラミー〉受賞曲も手掛けた世界的なエンジニアGOH HOTODAが手掛けており、一青 窈の音楽的アビリティを最大限に引き出す最強の布陣で制作されました。
楽曲のメッセージに共鳴した気鋭のアーティストたちが参画したMVは、俳優活動に加え映画監督や映像クリエイターとしても活躍している齊藤 工が映像監督を務めたほか、コンテンポラリー・ダンス界で唯一無二の存在感を発揮しているダンサーの
康本雅子が主演を担当。映像を彩る美術に花道家の上野雄次を迎え、山梨県北杜市の、豊かな自然と建築家の
安藤忠雄による建造美術を有する清春芸術村にて撮影が敢行され、ダンス / 美術 / 舞台で相対する世界を映し出し、「静」と「動」のコントラストで生命力を描いた作品に仕上がっています。また、MVと同時公開された、撮影の模様も垣間見えるメイキングとMVを特別編集したティザー映像にも注目です。
[コメント]ショートメールで送られてきた
“かたつむり”の歌詞は、窈ちゃんがこれまで生きてきた、喜びや悲しみ、
そして、コロナ禍で子供たちと過ごす、沢山の小さな幸せに、熱く溢れていました。
それは私に、たったひとつしかないメロディーを、すぐさま運んで来てくれました。
私たちはこの歌をきくたびに、あの、苦しくて、眩しかった夏を思い出すことでしょう。――松任谷由実自粛期間
孤独にすら慣れてしまった頃に
一青窈さんから届いた「かたつむり」と言う歌詞に出逢いました
その言の葉の奥に描かれた進行形な孤独な世界
その世界をユーミンさんが更に情熱的に音で描き
私の旧友でもある小川弾監督らと共に清春芸術村にて
康本雅子さんの表現
上野雄次さんの表現
それぞれが幾重にも交点を持ち
奇跡的かつ必然的な映像作品が完成しました
“孤独”と言う言葉が特別に響く
この2020年に生まれたこの「かたつむり」を
今年中にお届けする事にとても意義を感じます
一青窈さんに
改めて感謝致します――齊藤 工[一青窈 制作MEMO]Stay Home 期間中、
子供とじっくり向き合って過ごすことができて
保育園に預けている間に
自分が見られなかった成長や
豊かな表情をたっぷり味わうことができ
私にとってはとても大事な2ヶ月でした。
また、医療従事者やその他運送業、
生産ラインに関わる方達に
心から感謝してもし尽くせません。
そして
携帯を片手に世の中を垣間見ることも増えました。
アップされているレシピを参考に玉ねぎドレッシングを丁寧につくったり、
疲れたらくまなく階段をぴかぴかお掃除したり
好きだった絵を鼻歌まじりでまた描き始めたり。
まいにち
今自分が生きている半径3m位が世界のすべてで
そこにはぴかっと光る一番星も風のささやきもあり
無理に移動しなくても幸せはここにあるのだと感じられました。
人間が生きる上で根源的に大事なものが
くっきり浮き彫りになり
命を頂く、食べるということが
こんなにもありがたいことなのだと実感しました。
画面の中にはきれいな言葉もそうでない言葉も溢れていて
日々浴びるコロナという響きにときどき耳をふさぎたくなりましたが
そんな時には空を見つめていました
不思議なことにひこうき雲を探す自分がいて
メロディーが頭のなかでずっと流れていました。
由実さんはどんな風におうちで過ごしているのだろう
どんな美しい言葉を紡いでいるのだろう
そしてきっと軽やかにこの状況を乗り越えてゆく
その、様(さま)を知りたい!と思い
Instagramを開いたら
蜘蛛を撮っている正隆さんの写真がUPされていて
その肩ごしに雲が広がる晴れやかな空が映された一コマでした。
同じ空を見ているんだと思ったら
すごく勇気が湧いてきて
思い切ってShort Messageをなげたら
音が生まれたとお返事をいただきました。
できれば美しいものにだけ触れ合っていたいと思うのですが
闇雲に歩いていたら怖い目にあってしまうのは
顔の見える世界もそうでない世界でも
あり得ること。
自分の心のアンテナをしっかりのばし
きちんと手足、声をだして
まだ見ぬ人たちと仲良く付き合えたらいいな、と願っています。
傷つくとつい閉じこもってしまいがちですが
それでも人に会わなければ私たちは助け合うことも
恋をすることもできません。
いまある壁を乗り越えて
次の新しい笑顔を探すのに
この曲がきっかけとなったら嬉しいです。