オバマ元大統領やボブ・ディランらが称賛するシンガー、ヴァレリー・ジューン(Valerie June)が、4年ぶりのニュー・アルバム『The Moon and Stars: Prescriptions For Dreamers』を3月12日(金)に発表します。ケンドリック・ラマー、アリシア・キーズらを手がけてきたジャック・スプラッシュとジューンの共同プロデュースで、土臭いR&Bのプロダクションとサイケデリアのタッチを取り入れた、壮大で野心的な内容となっています。カーラ・トーマスをバック・ヴォーカルに迎えた先行シングル「Call Me A Fool」がリリースされ、ミュージック・ビデオが公開されています。
「Call Me A Fool」についてジューンは「夢を見て愚かになったことはありますか? それは恋人からのキスのような小さな夢かもしれないし、キング牧師、ジョン・レノン、そして他の多くの人が人類のために持っていた平和の夢のような大きな夢かもしれません。あなたの夢がどんなに大きくても、どんなに小さくても、信じ続けて、世界にあなたを愚か者と呼ばせてください!」とコメントしています。
また、ジューンは、アーティスティックなプロセスの中で子供のような冒険心を持つ彼女と同じ傾向を持つ理想的な協力者、スプラッシュを見つけ、米ロサンゼルスのFresh Young MindsとマイアミのHit Factory Criteriaでこのアルバムを制作しました。「これまで行ってきた“同じ一つの部屋でバンドで録音”というアプローチに、現代的な要素をどうやって取り入れられるか見てみたかったの」「このアルバムで、私がなぜ音楽を作りたいという夢を持っているのかがようやく明らかになりました。それは、賞を取りたいとか、誰かの愛を勝ち取りたいというこの世の理由ではなく、夢を見ることで私は探究心を持ち続け、世界と共有すべきものを学び続ける道を歩むことができるからです。私たちが子供の頃のように夢を見ることを許せば、私たちの中に持っている光に火をつけ、私たちが生きる方法についての魔法のようなものを持つことができるのです」とジューンは語っています。