楽器を持たないパンク・バンド“
BiSH”のメンバーで、2月に1stアルバム『
THE END』、3月に1st EP『内緒』をリリースするなど、本格的にソロ活動もスタートさせている
アイナ・ジ・エンドが、8月20日(金)公開予定の映画『孤狼の血 LEVEL2』のインスパイアード・ソング「ロマンスの血」を書き下ろしています。
映画『孤狼の血 LEVEL2』は、第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした映画『
孤狼の血』の続編で、目的のためには手段を選ばない一匹狼の刑事・日岡(
松坂桃李)の前に圧倒的“悪”の上林(
鈴木亮平)が登場し、秩序が崩れていくという、
柚月裕子の原作『孤狼の血』シリーズには描かれていないオリジナル・ストーリーが展開。
そんな刑事、暴力団組織、マスコミ、女たちの壮絶なバトルロイヤルを盛り上げるインスパイアード・ソング「ロマンスの血」は、アイナ・ジ・エンドが作詞・作曲を、
亀田誠治がサウンドプロデュースを担当。獰猛かつ強烈な葛藤を歌い上げたアイナ・ジ・エンドのヴォーカルと、力強いブラス・サウンドや攻撃的なギター・フレーズ、荘厳なストリングスで織りなすロック・ナンバーとなっています。
本映画で監督を務める
白石和彌は「孤狼から超カッコいい曲が生まれた!〈ロマンスの血〉を聴いたら、あのキャラクターやあの場面を膨らませて、スピンオフを作りたくなる! そう、なんもかんもぶっ飛ばして生きなきゃ損! アイナさんありがとうございます!」とコメントしています。
また、「コロウノチ×アイナ・ジ・エンド」のコラボ動画も公開。アイナ・ジ・エンドが歌う「ロマンスの血」をバックに、ヒリヒリとした緊張感が伝わる映画本編の映像をふんだんに使用した臨場感満載で展開するスペシャルなコラボレーションとなっています。
アイナ・ジ・エンドは次のようにメッセージを寄せています。
これまで映画を絡めての楽曲書下ろしというものがなかったので、インスパイアードソングのオファーをいただいてとてもびっくりしました。前作『孤狼の血』も観ていて、役所広司さんをはじめ男の色気を感じるかっこいい映画だと思っていましたが、今回『孤狼の血 LEVEL2』を観て、「久々にとんでもないものを観た」というのが一番の感想でした。スリル満点な場面の連続なのに、どこか人間の生々しさや暖かい部分が垣間見えて、目を離すことができませんでした。
映像の破壊力が凄かったので、音楽は映画に華を添えるような形でつくることを意識して、(鈴木亮平さん演じる)葛藤を抱える上林をはじめ色々なキャラクターにも共感することができて、スラスラと作詞作曲ができました。また編曲を担当された亀田誠治さんもこういったジャンルの映画が好きだとおっしゃっていて、レコーディングもノリノリで楽しかったです。
自分が今まで歌ったことないような曲調にも挑戦しています。めちゃめちゃ張り上げるわけでもないのに悲鳴っぽく聞こえるというか。上林のように暴れたくても暴れられない、自分の中での葛藤を悲鳴のような形で歌い上げました。
人間としてこいつはどうしようもないなと、呆れてしまうシーンも多いですがなぜか憎めない。女性は母性を感じてしまうようなところもあると思うので、そういう観点から映画を観ても楽しいと思います。――アイナ・ジ・エンド©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会