自身のバンドを率いて作品リリースを行なってきた俳優の
六角精児が、初のソロ・アルバムとなる往年のフォーク&ロックの名曲カヴァー集『人は人を救えない』を4月20日(水)にリリースします。
本作は、昭和の香り漂う純国産の名曲をブルース&カントリーを基調とした芳醇な大人のロック・サウンドへと昇華。
かまやつひろし、
浅川マキ、
休みの国、
西岡恭蔵、
猫、
早川義夫など一筋縄ではいかない選曲のラインナップからもうかがえるように、懐かしのヒット・パレード的なものとは一線を画した、六角自身のパーソナルが濃厚に滲むカヴァー作品となっています。さらに、六角のライフワークとも言うべき“酒”と“鉄道”をテーマにした“呑み鉄”フリークにはたまらないオリジナル新曲「お前の町へ」も収録。
本作のプロデュースを手がけたのは元・
森は生きているのキーボーディストで、
トクマルシューゴや岡田拓郎、
湯浅湾、
あだち麗三郎ら数々のアーティストの作品に参加している
谷口雄。そんな谷口をはじめとする新世代のミュージシャンと
伊賀航や
江上徹ら熟練の腕利き達による新たな解釈のサウンド、六角との世代を超えたセッションも本作の聴きどころとなっています。
また、
鈴木慶一の「スカンピン」には鈴木本人が参加し、さらに
鈴木茂、
高田漣、岡田拓郎に加え、
春風亭昇太など多彩なゲスト陣も要所で素晴らしいプレイを披露。スーパーバイザーには日本のロック / ポップス界の最重要裏方ともいうべき
長門芳郎(パイドパイパーハウス)を、鮮烈な印象を残すジャケットの題字・イラストには
しりあがり寿と、全方面に強力なメンバーが集結。その中においても六角のヴォーカルが、“人は人を救えないかもしれないが、人の心をそっと動かすことができる――”そんな、得もいえぬ存在感を放っています。
なお、3月4日(金)より本作から「やつらの足音のバラード(かまやつひろし)」「各駅停車(猫)」が先行配信されています。