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“再発見”された知られざる作曲家、大澤壽人の作品集が発売に 世界初演曲も収録

大澤壽人   2018/07/13 12:20掲載
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 昨年夏に東京・赤坂 サントリーホールで行なわれた、政治思想史研究者 / 音楽評論家の片山杜秀プロデュースによる公演“サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2017”における〈再発見“戦前日本のモダニズム”―忘れられた作曲家、大澤壽人―〉をライヴ収録したアルバム『大澤壽人の芸術 The Art of Hisato Ohzawa』(COCQ-85424〜5 3,600円 + 税)が7月18日(水)に発売されます。

 大澤壽人は、日本洋楽史において“再発見”された、1906年兵庫・神戸生まれの作曲家。米ボストンで作曲を学び、当時最先端の作曲法であった“四分音”を用いた作品を作曲、さらに日本人では初めてボストン交響楽団ボストン・ポップス・オーケストラ)を指揮し、パリでも活躍しました。大戦前のヨーロッパで“欧米楽壇で通用する一流の作曲家 / 指揮者”と称えられた輝かしいキャリアを誇ったものの、1953年に没したあとおよそ半世紀にわたり忘却され、1999年に片山らの発掘・尽力によって“再発見”されたことにより、一躍脚光を浴びました。

 本作は、作曲から80年の時を経て世界初演を迎えた交響曲第1番と佐野央子をソリストに迎えたコントラバス協奏曲、そしてピアニスト福間洸太朗の独奏による、大澤再発見の引き金となったピアノ協奏曲第3番を収録。指揮を務めた山田和樹は「ほとばしる才能が楽譜から匂い立ってくる。ときにむせかえりそうにもなるほどの音楽の圧力がそこにある」とコメントを寄せています。管弦楽は日本フィルハーモニー交響楽団です。

■2018年7月18日(水)発売
大澤壽人の芸術 The Art of Hisato Ohzawa
COCQ-85424〜5 3,600円 + 税

[Disc 1]
大澤壽人:
01. コントラバス協奏曲 【世界初演】(1934)
02. ピアノ協奏曲第3番変イ長調「神風協奏曲」(1938)

[Disc 2]
大澤壽人:
交響曲第1番【世界初演】(1934)



[演奏]
山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団 / 佐野央子(cb) / 福間洸太朗(p)

[録音]
2017年9月3日 東京 赤坂 サントリーホール
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