“陸上自衛隊の歌姫”鶫 真衣(つぐみまい)の所属する
陸上自衛隊中部方面音楽隊が、メジャー・デビュー・アルバム『いのちの音』(COZQ-1444〜5 3,241円 + 税)を6月27日(水)にリリース。迷彩服と演奏服の2種類の服装で演奏する、中部方面音楽隊にとって初となるMV「いのちの音」も公開されています。
鶫は、国立音楽大学、洗足学園音楽大学大学院で声楽を専攻し、2014年に陸上自衛隊では初となる声楽要員として入隊。現在は中部方面音楽隊に所属しソプラノ歌手として活動する3等陸曹です。本作は、2016年に鶫が作詞し、コンサートでも演奏を重ねている中部方面音楽隊のオリジナル曲「いのちの音」をアルバム・タイトルに掲げながら、“いのちの大切さ”というテーマに沿ったスタンダード曲をセレクトしています。
自衛隊によるヴォーカルを主軸に据えた録音としては、ソプラノの
三宅由佳莉(2009年入隊)が所属する
海上自衛隊東京音楽隊の作品がユニバーサル ミュージックよりリリースされています。自衛隊全体では声楽を担当する隊員が5名おり、ヴォーカルが軸となるアルバムを制作したのは、三宅に次いで鶫が2人目となります。
陸上自衛隊中部方面音楽隊は、兵庫県伊丹市に所在する方面総監直轄の音楽隊。昭和35年1月の創隊以来、近畿・東海・北陸・中国・四国の2府19県の広範囲にわたり、年間約100回におよぶ演奏活動を行なっています。おもな活動としては、隊員の士気高揚のための演奏をはじめ、自衛隊の儀式ならびに国家的諸行事での式典演奏や定期演奏会、室内楽演奏会、ファミリーコンサートなどの各種演奏会があり、そのほかにも各府県市町村や諸団体の公共的行事に参加するなど、中部方面隊の活動を幅広く広報しています。学生を対象とした演奏指導にも積極的に取り組んでいます。