2008年のロン=ティボー国際コンクールで優勝し、抜群の演奏力と容貌で世界中から熱い注目を集めるヴァイオリニスト、
シン・ヒョンス(Hyun-Su Shin)。衝撃的な優勝から3年、待望のデビュー・アルバム
『passion』(AVCL-25759 税込3,150円)が5月16日にリリースされます!
1987年、韓国生まれのシン・ヒョンスは、数々の国際的なコンクールで入賞を重ねてきた超実力派。2001年大韓民国青少年コンクール第1位、ユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門第2位、2004年パガニーニ国際コンクール第3位、2006年ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール第2位、2007年第13回チャイコフスキー国際コンクール第5位と、その受賞歴は枚挙に暇がありません。
そして2008年にはロン=ティボー国際コンクールで第1位を獲得、同時にオーケストラ賞とソロ・リサイタル賞を受賞するという快挙を成し遂げました。1943年に創立されたロン=ティボー国際コンクールは世界10大コンクールのひとつと数えられ、ピアノとヴァイオリン部門が隔年で開かれます。シン・ヒョンスは、海外留学をせずに韓国内で勉強したヴァイオリニストとしては、史上初の優勝者とのこと。
デビュー・アルバムのプログラムは、驚愕の超絶技巧が炸裂するパッショネイトなヴィエニヤフスキの「華麗なるポロネーズ第1番」「創作主題による変奏曲」、それに
ショーソンの「詩曲」と
ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタというエスプリに満ちたフランス音楽の組み合わせです。
現在、韓国内に加えてアメリカ、ロシア、日本などでリサイタルやオーケストラとの共演を行なっているシン・ヒョンス。今年7月には
ダニエル・ハーディング指揮オーケストラ・アンサンブル金沢との共演のため、10月にはキンボー・イシイ=エトウ指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団との共演のために来日が決定しています。