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ザ・ヴァーノン・スプリング、新作アルバムを5月にリリース 「このアルバムは核家族へのラブレター」

ヴァーノン・スプリング   2025/02/13 12:59掲載
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ザ・ヴァーノン・スプリング、新作アルバムを5月にリリース 「このアルバムは核家族へのラブレター」
 英ノース・ロンドン生まれブライトン在住のアーティスト / 作曲家 / ピアニスト / プロデューサーのサム・ベステによるプロジェクト、ザ・ヴァーノン・スプリング(The Vernon Spring)が、オーラヴル・アルナルズのレーベル「OPIA Community」、「RVNG Intl」、「インパートメント」の3レーベルからの共同リリースでニュー・アルバム『Under a Familiar Sun』をCDとLPで5月9日(金)に発表します。

 2023年に初来日も果たしたザ・ヴァーノン・スプリングは、2008年に弱冠17歳にして故エイミー・ワインハウスのワールド・ツアーのピアニストに抜擢。その仕事により、後にMFドゥームケンドリック・ラマ―のプロデューサーであるSounwave、ベス・オートンマシュー・ハーバートらとのコラボレーションへの道を拓きました。20代半ばにオルタナ・ソウル・トリオ“Hejira(ヘジラ)”を結成し、自主レーベル「Lima Limo」を創設。2019年には本ソロ・プロジェクトを始動し、ジャズのバックグラウンドと現代的なエレクトロニック・プロダクションを融合させ、ジャズでもポスト・クラシカルでもない幽玄で繊細なピアノ・ミュージックを確立。2021年のデビュー・アルバム『A Plane Over Woods』はロングセラーを記録し、マーヴィン・ゲイの名作『What’s Going On』を独自に解釈したLP『What’s Going On』も高い評価を獲得しています。

 最新作『Under a Familiar Sun』は、彼の芸術的進化の幅の広さと深みを物語るもの。作曲とプロセスに基づく長い実験期間を経て生まれ、これまでの即興的なプロダクションからより複雑なアプローチへと転換。プロデューサーのIko Nicheとともにアルバム制作を進める中で、ヒップホップの影響や、サンプリングを活用した手法を取り入れながら、持前のピアノ・コンポジションを全編にわたって貫き、前人未到のサウンドスケープを描きだしました。

 自身のスタジオで制作・ミックスされたこのアルバムには、「The Breadline」の詩でアルバム全体のコンセプトにインスピレーションを与えた作家のMax Porter、直感的なアレンジが没入感のあるレイヤーと深みを加えたチェリストのKate Ellis、米ブルックリンを拠点に活動するヴォーカリスト、プロデューサー、作家、天体物理学博士のadenなどが参加しています。

 現在、パートナーと3人の息子とともにブライトンで暮らすベステは、本作を「家庭内の親密な探求」であると同時に、「この不確かな時代における責任についてのより広い瞑想」として作り上げました。個人的な献身と道徳的意識を融合させながら、新たなサウンドの可能性を追求するアーティストの姿を示し、知覚がきらめく新たな光のなかで反響する深遠な作品に仕上げました。

 ベステは「このアルバムは核家族へのラブレターだ。私はその愛がより広い世界とどのように関係しているのかを問うてもいる。芸術は政治主義を切り開くために政治的である必要はない。これは希望に満ちたレコードなんだ」と語っています。

 アートワークはボン・イヴェール22, A Million』『i,i』を手がけるヴィジュアル・アーティストのEric Timothy Carlsonが担当。公開されている収録曲のヴィジュアライザーは同じくボン・イヴェールの『i,i』をCarlsonとともに手がけたヴィジュアル・アーティストAaron AndersonとEric Timothy Carlsonによるものです。







■2025年5月9日(金)リリース
ザ・ヴァーノン・スプリング
『Under a Familiar Sun』

www.inpartmaint.com/site/41237
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