毎回ユニークなテーマでリサイタルを開催しているピアニスト、
土屋美寧子が“前奏曲”だけを集めたリサイタルを開催します。5月25日(日)14:00より東京・JTアートホール アフィニスにて。
「バッハが金字塔を打ち立てた“前奏曲=プレリュード”は、後の作曲家たちに受け継がれ、一つ一つは小品にもかかわらず、個性あふれる世界が大きく広がりました。
ショパンや
ドビュッシーなどの作品は短いながらも芸術性が高く、それぞれの個性や想いが込められた大変素晴らしい音楽ばかり」。そう語る土屋が今回取り上げる作曲家は、
バッハから受け継いだショパン、ショパンから受け継いだドビュッシー、ドビュッシーから受け継いだ
メシアン、そしてメシアンから受け継いだ
サーリアホ。サーリアホはパリ国立音楽院で学んだのち、現在もパリで活躍中の女流作曲家です。
現在、フランスものに凝っているという土屋だけに、色彩感覚や風景描写といった心象風景や内面との対話など、フランス音楽独特の個性が感じられる作品と作曲家を集め、そしてドビュッシーが影響を受けたといわれるショパンの前奏曲で締めくくります。
「ただ前奏曲を並べただけではありません。作曲家や作品にそれぞれ関連性があり、かつどの作品も個性豊かな曲ばかりです。時代を遡りながらショパン以降の作曲家によるプレリュードの聴き比べを楽しんでいただければと思います」と土屋は語ります。
ありそうでなかった、前奏曲作品の聴き比べは必聴です!