7月に開催される〈FUJI ROCK FESTIVAL '19〉への出演が決定しているティコ(TYCHO)が、「Ninja Tune」への移籍後初となるアルバム『Weather』(BRC-602 2,400円 + 税)を7月12日(金)にリリース。Tシャツとのセット(BRC-602T 5,500円 + 税)も同時発売されます。アルバムから、セイント・シナーことハンナ・コットレルがヴォーカルを務め、クロエ・コーナーが監督を務めたミュージック・ビデオが公開中。このMVでは、グラフィックデザイナーとしても活躍するティコの中心人物、スコット・ハンセンが初めて映像の制作に携わっています。
ハンセンは新作を、“一歩ずつ音楽を進化させてきたティコのキャリアの集大成”と位置づけ、「それぞれのティコのアルバムで、僕のゴールはサウンドを進化させて、広げることだった。『The Science of Patterns』(2002年)と 『パスト・イズ・プロローグ』(2006年)ではエレクトロニックなサウンドをソロ・アーティストとして突き詰めた。そしてその後、よりオーガニックなサウンドや楽器の音を取り入れたんだ。『ダイヴ』(2011年)ではギターとベースのサウンドを取り入れ、『アウェイク』(2014年)ではギターをより前面に押し出して、ドラムの生演奏を初めて取り入れた。『エポック』(2016年)ではエレクトロニックとオーガニックなサウンドの要素のバランスに磨きをかけた。そして最新作の『Weather』ではヴォーカルと歌詞によって音楽の、より人間的な部分を明らかにしようとしている」と語っています。