2006/10/11掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
石井聰亙、
犬童一心、
塚本晋也……現在活躍する映画監督たちの出発点でもあった80年代のインディーズ映画シーンを代表する監督・
長崎俊一が1982年に
内藤剛志、
室井滋を主演に撮影した、8mm映画『闇打つ心臓』。自分たちの幼い子供を殺して逃げる若い男女の苦しみやもがく姿を描いた、80年代の伝説的インディーズ映画です。
オリジナルの役柄をそのまま内藤剛志、室井滋が演じ、かつての彼らを反復する状況にいる男女に
本多章一と
江口のりこを起用、再考的続編としてあらたに撮影され蘇生し、この4月に劇場公開された映画『闇打つ心臓 Heart,beating in the dark』(写真)が、10月27日に
DVD化されます。
この『闇打つ心臓Heart,beating in the dark』は音楽を全編ターンテーブリスト/ギタリスト
大友良英が作曲。
江藤直子、西村雄介、
植村昌弘が演奏を完全バックアップ。大友が初の作詞を手がけた劇中挿入歌「ウォークマンダンス」には
原みどりをヴォーカルに迎えています。そしてエンディング・テーマは
カヒミ・カリィが作詞とヴォーカルで参加したという豪華なサウンドトラックでも話題となりました。
また、同日発売される23年前公開の
オリジナル『闇打つ心臓』の復刻/DVD化に大友も参加し、一部新曲にアレンジを加えて収録したとのこと。オリジナル版DVDには長崎俊一の99年作品『ドッグス』、85年に作られた未公開短編『ロンドン・コーリング』が特別収録され、この2作品も初DVD化となります。