昨年、ムック
『Cookie Scene Essential Guide POP & ALTERNATIVE '00s 21世紀ロックへの招待』を発売したクッキーシーン。その主宰者であり、音楽ライターや翻訳者としても活躍する伊藤英嗣が、OTOTOYにて<歌詞対訳講座 ―ポップ・ミュージックが歌ってきたもの―>を開講することになりました。
歌詞対訳講座について、講師の伊藤英嗣は下記のように説明しています。
「ポップ・ミュージックの歌詞、それは文学作品である詩や小説とは、また微妙に異なる構造を持っています。メロディーと一体化することで機能している英語の歌詞を、その魅力をなるべく残しつつ日本語に移しかえる作業には、どこまでいっても決して“正解”は存在しないのかもしれません。しかし、“文化の相違”や“重層的な意味性”をふまえつつ、英語の歌詞にアーティストがこめた思いをどこまで日本語化できるのだろう? と挑戦していくのは、とても楽しい行為でもあります。
この講座は、
オアシスから
ザ・ドラムスまで過去20年以上数多くの歌詞対訳を担当してきたぼくの経験を活かしつつ、そんな“歌詞対訳”の深い魅力を共に追求していこうというものです。毎回さまざまなアーティストの英語歌詞を俎上にのせ、ゼミナール形式でその日本語化を試みながら、ポッ プ・ミュージッ クの歴史や成り立ちにも迫って行ければと考えています。歌詞対訳そのものに興味を持っている方から、ただ単に“英語の歌詞の魅力をより深く探求したい”と 日ごろ思っている方まで、みんなで“楽しみつつ、学んでいける”講座にしたいと思っています」
対訳という作業の面白さなどを知れるだけでなく、さまざまなアーティスト/楽曲の新たな魅力にも触れられる本講座。注目です!