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芳根京子×高橋海人出演映画『君の顔では泣けない』本予告＆メイン・ヴィジュアル公開

2025/08/12 12:28掲載

芳根京子×高橋海人出演映画『君の顔では泣けない』本予告＆メイン・ヴィジュアル公開

　君嶋彼方による同名小説（発行: KADOKAWA）を、主演・芳根京子×共演・髙橋海人で実写映画化した『君の顔では泣けない』が11月14日（金）に全国公開決定。あわせて、メイン・ヴィジュアルと本予告が公開されました。

　原作は、2021年9月に発売され、瞬く間に話題となった君嶋彼方によるデビュー作『君の顔では泣けない』。第12回「小説野性時代新人賞」を受賞し、発売前に重版が決定するなど大きな注目を浴びた本作は、ある日突然、誰かの体と入れ替わってしまうという、数々の名作を世に送り出してきた“入れ替わりもの”。そこに「15年も入れ替わったまま」という独自の設定が加わり、新たな物語となっています。

　入れ替わってしまうふたり、坂平陸（さかひらりく）と水村まなみを演じるのは、今回が初共演となる芳根京子と髙橋海人。トレンドを席巻する数々の話題作に出演し、若手俳優の中でも傑出した存在感を放つ2人が、その才能と感性、演技力と人間力を注ぎ込み、唯一無二の共闘を演じ切りました。さらに、今後の活躍に期待が高まる西川愛莉と武市尚士が高校生時代の陸とまなみをフレッシュな魅力で表現。そして、話題沸騰の注目俳優、中沢元紀、前原滉、林裕太がそれぞれ入れ替わるふたりに密接に関わるキーパーソンを演じ、大塚寧々、赤堀雅秋、片岡礼子、山中崇が陸とまなみの両親役として物語を支えています。監督は『決戦は日曜日』（22）の坂下雄一郎。リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていくふたりの時間を切なく、そして瑞々しく描き出しています。

　今回新たに公開された本予告映像では、芳根演じる陸翔、高橋演じる真奈美が入れ替わって歩んできた15年間が映し出されます。始まりは高校1年生の夏。プールに落ちたことがきっかけで体が入れ替わってしまったふたりは、180度生活が変わってしまい、クラスメイトとの会話のひとつをとっても戸惑いだらけ。そんな中でも“坂平陸”として生きるまなみは、流れに身を任せて初めての彼女を作ったりとそつなく過ごしており、陸がまなみにやきもきしながら学生生活を過ごす場面も。そこから15年、一度も元に戻ることのなかったふたりは、高校時代、陸にプロレス技をかけてじゃれていた田崎（中沢元紀）と陸の、初々しくもぎこちない初恋など、彼らにしかわからない秘密を共有しながら、30歳まで様々な出来事を経験していきます。

　そんな日々が続く中、30歳になった夏、突然まなみは「もし、元に戻る方法がわかったって言ったら、どうする？」と問いかけます。いつ元に戻っても大丈夫なように、と常に心に留めて背負ってきた“君”の人生、入れ替わったことで立ち会えなかった“本当の”親との別れ、そして、叶えることのできない心に抱いた夢など、15年間の色々な場面とともに、「元に戻る気ないだろ」と陸に言われ、「戻りたくないわけないでしょ！」と涙を目にいっぱい溜めて心情を吐露するまなみの場面や、「俺の顔で情けなく泣かないでくれる？」と陸がまなみに言い放つ場面など、感情的にぶつかり合うシーンも映し出されます。

　果たしてふたりは、元に戻る決断をするのか。それとも、このまま互いの人生を生きていくのか。陸とまなみが、最後に選ぶ未来とは――？溢れる感情、言えなかった本音が繊細な表情とともに描かれる、この上なく切ない仕上がりの予告編となっています。

　合わせて解禁となったメイン・ヴィジュアルは、陸とまなみが一年に一度、7月の第三土曜日に集い近況報告をし合う喫茶店「異邦人」での表情を切りとったもの。「人生を交換したのが、君でよかった」と互いにかかるキャッチコピーがエモーショナルな一枚です。