1975年にシダー・ウォルトンの『イースタン・リベリオン』を録音しレーベルをスタートさせ、アート・ブレイキー＆ザ・ジャズ・メッセンジャーズの大ブレイク作品をきっかけに1980年代以降オランダから世界のジャズ・シーンを牽引したオランダのタイムレス・レコードの創立50周年記念キャンペーンが開催されます。

　ジャズ不況にあった1970年代のアメリカで不遇な環境にいたアート・ブレイキーらジャズ・ジャイアントのアルバムを制作し、モダン・ジャズ人気が復活して以降も一貫して良質なジャズを発信し続ける最重要レーベル。1975年にレーベル第1弾となるイースタン・リベリオンを録音してから今年が創立50周年のメモリアル・イヤーとなります。

　現在もそのヴィジョンやこだわりに曇りはなく、今回のキャンペーンに合わせスコット・ハミルトンの新譜や、母体のヴィヒト・プロダクションが手がけたチェット・ベイカーの再来日公演音源など強力新譜やレア発掘音源を積極的にリリースしてジャズファンに支持されます。

　さらに、タイムレスの魅力をよく知るロンドンのDJジャイルス・ピーターソンがレーベル・コンピレーションを制作し、タイムレス・レコード創立50周年に華を添えます。