SULLIVAN's FUN CLUBのヨシダレオのソロ・プロジェクト“DOUBLIVING”が、新曲「よくぼう」を7月30日にリリース。
札幌在住、作詞作曲はもちろんのことレコーディングからマスタリングまでを独力でこなす、ヨシダレオのソロ・プロジェクト“DOUBLIVING”(ダブリビング)。
ヨシダは10代からロック・バンド、SULLIVAN's FUN CLUBのフロントマンとして、“出れんの?サマソニ”枠で〈SUMMER SONIC 2019〉への出演や、同年のマイナビ未確認フェスティバルでの優勝、そしてワンマン・ライヴもソールドアウトを続けるなど、バンド・シーンで確固たる存在感を発揮。そんな最中、突然自ら所属していた大手メジャーレーベルを脱退――そんなインディペンデントな活動への渇望の末生まれたのが、このソロ・プロジェクトです。
2ヵ月前にリリースされた「Haru」は、Spotify公式プレイリスト『ブルーにこんがらがって』などにセレクトされるなど、ソロ・プロジェクトとしてソングライティングを評価されているDOUBLIVING。
そして、矢継ぎ早にリリースされる今作「よくぼう」は彼のオルタナティブセンスが爆発したナンバー。ベッドルームミュージックとしてのニュアンスが全体に帯びたサウンドスケープの中で、リフレインされるシンセサイザーの響き、煙に巻くようなリヴァーヴが描く歌声。その中にも確かに光る彼の歌謡曲的なメロディセンスは、美しくも心を掻き毟ってくるような切なさを帯びています。
“つまらない憂鬱と ぜいたくな欲望で/わたしを信じていたいから / さようなら おやすみ さよなら”と、真夏の夜更けに自分自身が吐き出すような切実な本音は誰もが抱えるもの。DOUBLIVINGというアーティストの持つ、音楽的センスを存分に感じてください。
[コメント]よくぼうによせて
私はいつまでこんなに気持ちのつもりなんだろう
口にしてもしなくても、イヤーな気持ちに呑まれた時点でいつもこちらの負け
さっさとすべてに無関心になれれば楽だとわかっているのに
夏の体のベタベタを皮切りに、最近はくだらない怒りに支配されている
そんな自分に正直に曲ができた、とうに失くしたはずの欲望のはなし――DOUBLIVING ヨシダレオ