ニューヨーク発の新世代ヒップホップ・コレクティブ、ワットモア(WHATMORE)が、ニュー・シングル「go!」をリリース。あわせて、ミュージック・ビデオを公開しています。
ワットモアは、シスコ・スワンク(Cisco Swank)、ヨシ・T(Yoshi T.)、ジャクソン・オーガスト(Jackson August)、セブ($eb)、イライジャ・ジュダ(Elijah Judad)のからなる5人組。デビュー・シングル「eastside w my dogs」と「chicken shop date」の2枚のシングルを発表しており、ヒップホップ、オルタナティヴR&B、インディロックを融合させたジャンルレスな音楽性で注目を浴びています。先月行なったポップアップストアでのショウはソールドアウト。この日は前シングル「chicken shop date」のMVに登場した“チキンショップ”を舞台に開催され、彼らのパフォーマンスを一目見ようとファンが殺到しました。
新曲「go!」では、これまでの2枚のシングルで聴かせたヒップホップサウンドから、よりシャープなオルタナティヴ・ロック寄りサウンドへとシフト。ジャンルを超えて、その音楽性を広げています。歪んだギターのコードとヘヴィに揺れるアップ・テンポなドラムに牽引され、前半はジャクソン・オーガストのキャッチーなコーラスを軸に展開。その後、メロウなベースラインがブレイクダウンし、セブによる思慮深げな失恋を匂わせるラップへと繋がっていきます。
また、長年のコラボレーターのPatrick Linehanが監督したMVでは、サブがラップする中、メンバーは夜のニューヨークをクルージング。自転車を乗り回し、食料品店でモッシュを始め、ニューヨークの街を駆け巡る様子が、次々と切り替わるシーンとともに展開。楽曲「go!」とニューヨークの爆発しそうなエネルギーを視覚的に捉えた仕上がりとなっています。
なお、ニュー・シングル「go!」のリリースと共に、メンバーのシスコの自己紹介ビデオも公開に。パナマ移民の父が音楽監督を務める地元の教会で、シスコはピアニストとしてスタート。彼の慎ましい才能の原点を振り返る映像となっています。
photo by Razy Faori