19歳の新星・Rol3ert(ロバート)が、切ない死生観を描く初のオルタナティブ・バラード「say my name」を8月27日(水)にリリース。
今年1月の「meaning」で本格的に始動して、わずか数ヵ月。初のワンマン・ライヴ〈Rol3ert 1st live “3mpty”〉(2025年7月4日)を超満員で成功させ、さらに〈FUJI ROCK FESTIVAL '25〉という大舞台にも立ったRol3ert。
勢いをそのままに送り出す今作「say my name」は、本人が“自信作”と語るミドル&メロウなオルタナティブ・ロック。
歌詞のテーマは、死後の視点、象徴的な愛、そして名前の残存。喪失の痛みと、それでも存在を刻み続けたいという願いが、泣きのギターリフ、包み込むようなシンセ、そして深く響くベースに託されています。Rol3ertの慟哭にも似たヴォーカルは、聴く者の心にそっと手を差し伸べます。
また、「say my name」では、Yuto Uchino(
The fin. )を共同プロデューサーに迎え、Rol3ertが創ったデモの持つ繊細さを損なわず、壮大なスケール感を引き出すことに成功。初めて生ドラム録音を導入し、
BROTHER SUN SISTER MOON のYusuke Okadaが演奏を担当しています。
ジャケット・アートワークとリンクしたミュージック・ビデオでは、「白」のRol3ertが彷徨う海辺と、「黒」のRol3ertがもがく地下室という2つの世界が交錯。死後と現世、記憶と存在が対比される映像は、楽曲のテーマを視覚的に美しく描き出しています。
MVは8月27日22:00に公開。それに先立って21:30より、Rol3ertのinstagramにて8ヵ月ぶりのインスタライヴも予定しています。前回Rol3ertがインスタライヴを行ったのは今年1月の「meaning」発売時。この半年強で彼がどのように成長し、どのような言葉でファンとコミュニケーションするのかにも注目が集まります。
来年2月27日(金)には東京・渋谷WWW Xでワンマン・ライヴ〈katachi〉の開催も決定。7月の初ワンマンはピアノ弾き語りでしたが、今回はバンドセットでのステージを予定しているとのこと。ベッドルームから始まった音楽が、この1年の間に出会った数々のクリエイターや音楽を吸収し、どう進化をとげているのか、期待が高まります。チケット発売は8月30日(土)の正午から。
[コメント] この楽曲のプロデュースは、デモを聴いた瞬間に頭の中で鳴りはじめた音のイメージを膨らませることから始まりました。Rol3ertと実際に会い、彼の持つ空気感や人柄に触れるうちに、そのすべてが音へと変わっていく感覚がありました。 彼がデモに込めていた大切なエッセンスを守りながら、楽曲が本来秘めているスケール感と情景を最大限に引き出すことに全力を注ぎました。 ボーカルやドラムのレコーディングでは、彼が心から楽しんでいる姿に触れ、「音楽っていいな」と感じる自分がいて、まるでバンドを始めた頃のあのピュアな気持ちに戻るような、かけがえのない時間になりました。 日本から世界へと羽ばたいていく、その瞬間に立ち会えることが本当に嬉しく、彼のこれからの道のりに心からワクワクしています。 ――Yuto Uchino(The fin.) VIDEO