稲垣吾郎主演舞台『プレゼント・ラフター』が、2026年2月に東京PARCO劇場、2026年3月に京都・広島・福岡・仙台にて上演されることが決定。稲垣吾郎が大人げない俳優役で傑作ラヴ・コメディに挑みます。
本作は劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮し、ウィットに飛んだ作風で数々のヒット作を生み出した
ノエル・カワード(1899-1973)の傑作ラヴ・コメディ。1942年の初演以来、繰り返し上演され、2017年には、主演の
ケヴィン・クラインが3度目のトニー賞を受賞、映画館でも上映されました。2019年のマシュー・ウォーチャス主演版は、英国ロイヤル・ナショナル・シアターが厳選した傑作舞台をスクリーン上映するプロジェクト「ナショナル・シアター・ライブ」でも取り上げられ、初演から80年以上経った今なお、注目され続けている作品です。
舞台は高級アパートメントの一室。稲垣が演じるのは、実力とカリスマ性を兼ね備え、誰からも好かれるスター俳優のギャリー。しかし、彼は人気俳優ならではの孤独感と老いへの恐れを抱え、私生活でも演技をしてしまいます。まもなく海外ツアーへ出発する彼の元を次から次へと個性的な面々が訪ねて来て、騒動を巻き起こし……。
知的な存在感を放ちながら、感情の機微を繊細に表現し、コメディからシリアスまで幅広く演じ分ける稲垣吾郎のギャリーに期待が高まる本作。ギャリーの妻役には、透明感と芯の強さを合わせ待ち、リアルな感情表現が持ち味の俳優・
倉科カナ。さらに、
黒谷友香、
広岡由里子、
浜田信也、
桑原裕子ほか、ギャリーを取り巻く個性的な人物役には実力派の俳優陣も名を連ねています。
演出は、登場人物の心情を丁寧に描くことで定評のある小山ゆうな。本作で稲垣吾郎とは初タッグとなります。軽妙な会話の中に、名声や欲望、孤独や葛藤が描かれた深みある大人のラヴ・コメディ。タイトルの『プレゼント・ラフター』には、
シェイクスピア由来の「刹那的な喜び」という意味合いも含まれています。
[コメント]10年ぶりに、新しくなったPARCO劇場に立てること、心待ちにしています。
久々に大人のラブコメディを演じることが今から楽しみです。ぜひご期待ください。――主演 稲垣吾郎昨年ご一緒した「ワタシタチはモノガタリ」のプロデューサーチームお二人から、長年上演を目指してきた稲垣吾郎さん主演の「プレゼント・ラフター」のお話を伺った時にとてもワクワクしました。
パルコ劇場で、稲垣吾郎さんをはじめ個性あふれる素敵な俳優さんたちと、信頼するクリエイターチームとともに、創作できることを楽しみにしております。
スタッフ・キャスト全員で、多才で、ファッションリーダーで、天才的センスのノエル・カワードから溢れ出たウィットに富んだ作品の魅力を日本のお客様にしっかりお届けできるよう稽古します。――演出 小山ゆうな