シネマチックなサウンドを特徴とするインスト・バンド“
Anoice”や、そのサイド・プロジェクト“
RiLF”“
Films”のメンバーであり、日本を代表するポストクラシカル・アーティストでもある2人の作曲家、
Takahiro Kidoと
Yuki Murataによるコラボレーション・アルバム『Music for Piano and Chamber Orchestra』が、数量限定ボックス・セットで12月15日(月)にリリースされます。
本作は、Anoiceだけではなく、2人のソロ・プロジェクトからセレクトされた楽曲も含めた計10曲を、8名のヴァイオリン奏者、3名のヴィオラ奏者、3名のチェロ奏者、2名のバス奏者、そしてフルート奏者とハープ奏者で構成されたチェンバー・オーケストラ“CAGMO”と一緒にレコーディング。
Takahiro Kidoが自らオーケストラの指揮を担当し、Yuki Murataも全ての楽曲でピアニストとして参加しており、オリジナル曲をさらに美しく壮大なサウンドに生まれ変わらせています。
収録曲は、Anoiceの「liange」や「ripple」をはじめ、Takahiro Kidoの「where time goes」やYuki Murataの「red owl」など、各プロジェクトを代表する名曲たちを収録。特にオーケストラと一緒に奏でられることによってその優しさが雄大な大地のように広がったAnoiceの「the light」やTakahiro Kidoの「roads」、緊張感がさらに深まったYuki Murataの「ice flower」、そして鮮烈な攻撃性が高まったAnoiceの「colder than thermite」と「drops」など、生のオーケストラならではの表現を味わうことができます。
レコーディングはロシアによるウクライナ侵攻が始まる以前、コロナパンデミックが世界に蔓延する直前の2019年にモスクワのレコーディングスタジオにて1週間かけて行なわれ、ロシアやウクライナを含む各国の演奏家たちが参加。Takahiro KidoとYuki Murataにとってのひとつの集大成となる作品であり、音楽に対するアティチュードを改めて示す記念的なアルバムとなっています。
また、本作は、写真家、Anastasia Ilinaがジャケットの撮影を担当した15cm×15cmの数量限定ボックス・ヴァージョンでのリリース。Takahiro KidoとYuki Murataが自ら撮影した14枚(両面7枚)のレコーディング風景やオフショットの写真がCDと一緒に同封されています。