およそ30年ぶりの活動再開となった2005年作『プレゼント』に続く、英国プログレ・バンドの雄、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター（VDGG）のニュー・アルバムが早くも登場！　約3年ぶりの新作は『Trisector』（写真）と題され、英国にて3月に発表されます。

　新たにピーター・ハミル（ヴォーカル、ギター、ピアノ）、ガイ・エヴァンス（ドラム）、ヒュー・バントン（オルガン）のトリオ編成となった新生VDGGが放つアルバムは、インストゥルメンタル曲を含む全9曲入り。レコーディングは2007年夏に行なわれたようで、うち1曲は10分を超える大作、そして5曲が5分未満の楽曲となっているようです。

　アルバム・タイトルの『Trisector』は、日本語で“角の三等分家”と呼ばれる数学的用語のようで、数学的には不可能と完全に結論が出ている課題であるにも関わらず、可能であることを示そうとする人々のことを、そう呼んでいるとのこと。VDGGの新作も、トリオとなった彼らが“不可能を可能にさせる”意欲を持って取り組んだ作品となっているはずです。発売は英国にて3月17日を予定。奇跡の復活作に続くファン待望の新作も、ぜひお手元に！